スポーツ専門店のオッシュマンズ・ジャパン(東京、田寺誠治社長)は、ランニングおよびフィットネスに特化した新業態「オッシュマンズ ラン&フィットネス(OSHMAN'S RUN&FITNESS )」の1号店を京都・蛸薬師通(たこやくしどおり)にオープンした。同社初となるランニングステーションをはじめ、ヨガやピラティスのスタジオクラスや各種イベントを通じて体験型コミュニティ形成の場を目指す。
四条河原町・烏丸エリアに近い蛸薬師通は、歴史ある古い街並みの中に感度の高いアパレルショップや飲食店が軒を連ねる京都でも有数の商業エリアだ。販売促進部部長の堀拓実氏は初の特化型店舗を京都に構えた理由を次のように語る。
「京都は都会でありながら、山や川など自然に恵まれたエリア。鴨川や京都御苑といった地元のランナーやインバウンドからも支持される関西屈指のランニングスポットが点在している、アクティビティと街が近接している非常に魅力的な立地だ。今後は『ナイキ(NIKE)』や『オン(ON)』『サロモン(SALOMON)』などの主要ブランドとタイアップしたグループランニングやランニングイベント、トレイルランニングイベントを実施していく」。
店舗は地下1階から地上3階の4フロア構成(売り場面積:地下1階38坪、1階44坪)。従来のオッシュマンズの総合的な品ぞろえとは異なり、ランニング、トレーニング・フィットネス、ヨガ・ピラティスに特化したアパレルやシューズ、バッグ類、そして街着としても機能する高感度なアウトドアウェアを厳選する。総アイテム数は約1500点。
新業態の核となるのが、3階に開設した約50坪の「ランニングステーション&スタジオ」だ。最大15人が参加できるスタジオ兼コミュニティスペースを拠点に、ヨガやピラティスのクラスを展開する。ランニングステーションは当面、土・日・祝日(7:00~20:00)のみの営業とする。男女それぞれ洗面所とシャワーが各3台設置された畳敷きのロッカールームを完備する。オープンから8月2日までの期間、施設利用料を特別に無料(要会員登録、8月以降の料金は未定)にするキャンペーンを実施し、まずは地域コミュニティへの認知と定着を急ぐ。
米テキサス州ヒューストンで創業したオッシュマンズと、1985年に業務提携して日本事業を始めた同社。原宿に第1号店を開業して以来、一貫して“This Feels Good(身体を動かすことの心地よさ)”をコンセプトにスポーツを通して人生を楽しむためのライフスタイルを提案してきた。
堀氏は「新業態の『ラン&フィットネス』は、いま世界的なトレンドであるランニングだけでなく、あえてフィットネスとうたっているのがポイント。40年前にアメリカの最新フィットネススタイルを日本に紹介した我が社の強みであり原点回帰でもある」と説明する。
京都1号店を皮切りに、7月には「お台場ダイバーシティ東京プラザ」へ2号店をオープンする予定で、多店舗展開を視野に入れる。物販(リテール)とアクティビティの両面から顧客との関係性を深める。