
ファッションECの「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOは4月30日、香りのサブスクEC「カラリア」を運営するハイリンク(High Link)の全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。取得原価は約49億9000万円(現金)。ファッション周辺領域(Near Fashion)の拡大戦略の一環として、フレグランス領域への本格参入を図る。フレグランス市場は拡大を続けており、「カラリア」にとっても約1100万人の会員を擁するZOZOの傘下になることで、顧客基盤を一気に拡大する。
ハイリンクは2017年設立。「カラリア 香りの定期便」を主軸に、香水のサブスクリプションサービスや情報メディアを展開し、若年層を中心に支持を拡大。香りの嗜好データとデジタルマーケティングの知見を蓄積してきた。
ZOZOは2021年3月にファッションに加え、コスメを扱う「ZOZOコスメ」をスタート。26年3月期で商品取扱高は100〜200億円規模にまで拡大していた。フレグランスへの本格参入で、コスメ事業を加速する。また、ハイリンクのサブスクリプションモデルのノウハウやデータを掛け合わせることで、香水との新たな出会いを促す「ディスカバリー体験」の強化を図る。
同社は中長期で「ファッションの“こと”ならZOZO」を掲げ、領域横断のサービス拡充を進めている。