美容室「モッズ・ヘア(mod's hair)」などを展開するエム・エイチ・グループは7月29日、特別目的会社(SPC)のオアシスLHの発行済み株式51%を取得し、連結子会社化したと発表した。取得価額は2億5000万円。今回の取り引きで、東京と大阪を中心に美容室を展開するレモングループの美容室運営事業をオアシスLHに集約した。
オアシスLHは、「アヴェダ(AVEDA)」ブランドを活用した高付加価値サロン「オアシス アヴェダ(OASIS AVEDA)」などを運営し、「モッズ・ヘア」とは異なるブランド戦略や顧客層を持つ。エム・エイチ・グループは同社を子会社化することでサロンブランドと顧客基盤を拡大し、美容室運営事業の競争力と成長性を高める。今回のM&Aを、同事業の規模拡大に向けた戦略の第1弾と位置づける。
球場などの施設内飲食事業にも参入
同時に、オアシスLHの完全子会社でレモングループが手掛けてきたレジャー・アミューズメント施設内の飲食事業を担うレモンカンパニー東京もエム・エイチ・グループの孫会社となる。これにより同グループは、プロ野球の試合開催球場などの施設内飲食事業に参入する。事業開始日は7月30日。
同グループは、美容室以外の個人向けサービスにもAI・DX支援の対象を広げ、顧客接点と収益機会の拡大を図る。将来的には、プロ野球の試合開催球場にとどまらず、さまざまなレジャー・アミューズメント施設への展開を目指す。
エム・エイチ・グループは、美容室運営、プライベートブランド(PB)商品の販売、美容室支援の各事業を連携させ、美容業界におけるデジタルサービスプラットフォームの構築を掲げる。第三者割当増資などで調達した資金を成長投資に充て、今後は取得したサロンへのPB商品の展開や美容室支援事業の強化、AI・DX支援事業との連携を進め、グループ全体の相乗効果を追求する。