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「ハリー・ポッター ショップ原宿」が8月14日に開店 自称“ポッタリアン”の記者が先行リポート

ワーナー ブラザース スタジオジャパンは8月14日、日本初の旗艦店「ハリー・ポッター ショップ 原宿」を東京・原宿表参道にオープンする。7日、オープンに先駆けて報道陣向けの内覧会が開かれた。

30代以上であれば、ハリー・ポッターシリーズを映画で見て育ったという人も多いはず。イギリスのロケ地などにも足を運ぶほどのハリー・ポッターファン、自称“ポッタリアン”である記者が一足先に内覧会に潜入。その様子をリポートする。

場所は「ザラ(ZARA)」原宿店の跡地。広さは900平方メートルで、1階と2階の2フロアで構成している。これまでにロンドン・キングス・クロス駅構内、ニューヨーク・シカゴ、東京・赤坂などに公式ストアを展開してきたが、原宿への進出はそれらの成功を受けてのものだという。

「ハリー・ポッター ショップ 原宿」の店内は、物語の舞台となるホグワーツ魔法魔術学校の敷地内に広がる“禁じられた森”をコンセプトにした内装で、限定グッズや魔法アイテムを販売するほか、ハリー・ポッターシリーズに登場する甘いドリンク“バタービール”を提供するバーも併設した。

原宿限定アイテムがずらり

1階入り口正面のディスプレーには、ここでしか手に入らない「ハリー・ポッター ショップ 原宿」の限定アイテムがずらりと並ぶ。Tシャツやパーカー、キャップ、トートバッグ、テディーベアのぬいぐるみなどをラインアップしている。

それぞれのアイテムに共通して、ハリー・ポッターのロゴと作品を象徴する4つのアイコンが施されているほか、特別感を演出する「原宿」「HARAJUKU」の文字も刻印。白やブラックをベースにしたデザインで、年齢、性別問わずに使えそうだ。1階にはほかにも、ホグワーツの4寮(グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリン)のアパレルアイテムや雑貨、お土産にピッタリなお菓子なども用意している。

バックビークのオブジェは迫力大

店内奥へ進むと、3作目「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」に登場する魔法生物・バックビークが登場。こんなに間近で見られるのは、恐らくここ「ハリー・ポッター ショップ 原宿」だけ。映画制作に携わったチームが製作したというだけあって、羽の一本一本まで精巧に作られている。今にも動き出しそうな迫力だ。

見上げると木の上にはヘドウィグが、木の中を覗けるギミックには小さな魔法動物のピケットがいたりと、単なるショップにとどまらず、魔法界に入り込んだような感覚を味わえる空間設計になっている。製品に目が行きがちだが、細部までこだわっている内装にも注目してほしい。

“禁じられた森”に迷い込んだようなエスカレータートンネル

個人的にテンションが上がったのは、1階から2階へと続くエスカレーターだ。“禁じられた森”に迷い込んだようなトンネルで、そこはもう別世界。薄暗い空間に足を踏み入れた瞬間、思わず「ルーモス!」と灯りの呪文を唱えたくなるほどの没入感だ。

見上げればフクロウが飛び、壁面にはケンタウロスや『ファンタスティック・ビースト』の人気キャラクター、ニフラーの姿も。細部まで遊び心にあふれ、移動中ですらゲストを飽きさせない仕掛けが満載だった。

甘くて濃厚!“バタービールアイス”を実食

2階の目玉は、さまざまなフードが楽しめる“バタービールバー”だ。ラインアップは定番の“バタービール”(800円)、原宿店限定の“バタービールアイス”(600円)、ピザフレーバーの“バックビークまん”(800円)、アイシングクッキー(3枚セット、2000円)の4種をそろえる。

記者は、“バタービールアイス”を試食した。バタースコッチのような“バタービール”フレーバーのアイスの上には、ホイップクリームとキャラメルソース、トッピングにカリカリとしたアラザンが散りばめられている。一口食べてみると、ほろ苦く香ばしいキャラメルソースと“バタービール”の甘みがほどよくマッチ。子どもも食べられる味わいで、暑い夏には最適だ。コーンではなく、手が汚れないカップ提供もうれしい。

テイクアウト専門のため、飲食できるテーブルなどの設置はない。“バタービールバー”のスペース内で食べるか、外で食べるか。物販スペースへ持ち込まないように配慮が必要だ。

「ミナリマ」の作品コーナー&お菓子が充実した「ハニーデュークス」も

2階のコーナー「ミナリマ」には、「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」で登場するキーアイテム“忍びの地図”などのグラフィックを手掛けたグラフィックデザインスタジオ、ミナリマの作品が並ぶ。エレベーター前の壁にはミナリマの絵が飾られており、「ハリー・ポッター ショップ 原宿」のために描いたオープン記念作品もある。実際に足を運んでチェックしてみて。

「ハニーデュークス」には、百味ビーンズやカエルチョコなどの映画に登場するおなじみのお菓子が。カエルチョコの巨大フォトスポットもあり、トレーディング・カードの登場人物になりきって写真を撮ることもできる。

その横には、ショップスタッフがあなたにピッタリの魔法の杖を提案してくれる「ワンド ショップ」も併設。全40種の魔法の杖をそろえており、映画の中でキャラクターが使用していたモデルはもちろん、魔法動物をイメージしたオリジナルの杖も展開している。

原宿の中心に誕生する「ハリー・ポッター ショップ 原宿」は、ショッピングとエンターテインメント性を兼ね備えた新たな観光スポットになりそうな予感。買い物を超えた“魔法体験”が広がっているため、ファンはもちろん、シリーズを知らない人でも引き込まれること間違いなしだ。

◾️ハリー・ポッター ショップ 原宿
オープン日:8月14日
営業時間:11:00~21:00
住所:東京都神宮前6-31-17

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