三井不動産は、愛知県岡崎市で開発中のアウトレットモール「三井アウトレットパーク(MOP)岡崎」を11月に開業すると発表した。店舗面積3万5000平方メートルに約180店舗が入る。同社にとっては全国で14番目のアウトレットモールになる。名古屋の広域商圏では同社によるMOPジャズドリーム長島(三重県桑名市)、三菱地所・サイモンの土岐プレミアム・アウトレット(岐阜県土岐市)に続く3番目の施設となる。
幹線道路である国道1号線、東名高速道路や新東名高速道路の出口からも近く、名鉄本線・本宿駅からも徒歩圏内に立地する。約160店舗のアウトレットゾーンと、食を中心とした約20店舗の公園型施設「オカザキマーケット」で構成する。
アウトレットゾーンは海外ブランドやスポーツ・アウトドアなどを充実させた。「ポロ ラルフ ローレン」「ギャップ」「マイケルコース」「ラコステ」「リーバス」「アディダス」「ニューバランス」「プーマ」「ザ・ノース・フェイス」「アーバンリサーチ」「シップス」「ジャーナルスタンダード」などが出店する。
公園型施設「オカザキマーケット」(約4000平方メートル)は、緑豊かな屋外広場を取り囲むように飲食店と食物販店を配置する。屋外広場には子供の遊び場、ドッグランを整備するとともに、音楽やスポーツのイベントも定期的に開き、にぎわいの空間にする。
三井不動産は岡崎市の隣の安城市に「ららぽーと安城」を4月に開業したばかり。これまで広域型ショッピングセンターのららぽーと名古屋みなとアクルス(18年9月開業)、ららぽーと愛知東郷(20年9月開業)を西部の尾張エリアに出してきたが、東部の三河エリアでも存在感を強める。