圧巻の空間と品ぞろえで紡ぐ“人のつながり”【福島・タイムアフタータイム】

福島・郡山の「タイムアフタータイム（TIME AFTER TIME）」は、日本屈指の規模を誇るセレクトショップだ。敷地内の6つの店舗の売り場面積は合計約3500㎡。これはテニスコート13面分もの広さに相当し、海外のハイブランドからアメカジ、ストリート、アウトドアまで、約570のブランドが集結する。（この記事は「WWDJAPAN」2025年2月17日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください）

福島

PROFILE: 梅宮勉／社長

PROFILE: （うめみや・つとむ）1958年生まれ、福島県出身。運送会社に就職後、弟の故・聡さんとともにタイムアフタータイムの経営に参画。87年に創業し、94年に法人化してアメカジの「ジョブシック（JOBSIC）／ジョブ314（JOB314）」、2001年にウィメンズの「レヴェリー（REVERIE）」、02年にストリート中心の「TAT」、06年に「エニータイム（ANYTIME）」をオープン。11年には東日本大震災で被災して一部店舗が営業困難に。14年に「ジョブシック／ジョブ314」のショップを新築した

圧巻の品ぞろえが紡ぐ
“人と人”のつながり

創業当初は小さな古着店だった。運送会社の倉庫跡地を買い取るなどして、少しずつ規模を拡大してきた。最大規模のフラッグシップストア「ジョブシック／ジョブ314」には、梅宮勉社長のアメリカ服への愛が詰まる。吹き抜けの2層構造で天井高8mの空間に足を踏み入れると、古き良きアメリカにタイムスリップしたような感覚に包まれる。「リアルマッコイズ（THE REAL McCOY'S）」「フルカウント（FULLCOUNT）」などコアなブランドがそろい、レザージャケットは「1日かかっても選びきれない」ほどの品ぞろえ。そんな一生モノを求める大人の男性客が多く、「66歳の私よりも年上のお客さまもいらっしゃる」と梅宮社長。