ファッション

「バレンシアガ」、新デザイナーにマーティン・ローズを任命 ピエールパオロ・ピッチョーリの後任

ケリング(KERING)は11月6日、傘下に持つ「バレンシアガ(BALENCIAGA)」の新たなクリエイティブ・ディレクターとして、マーティン・ローズ(Martine Rose)「マーティン ローズ」創業デザイナーを任命した。5日に退任を発表したピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)=クリエイティブ・ディレクターの後任として、16日に着任する。

同社は今回の人事を、「『バレンシアガ』の進化における“新たな章の始まり”」と位置付ける。ローズ新クリエイティブ・ディレクターについては、現代文化に対する独自のビジョンに加え、ブランドのクリエイティブ・アイデンティティーへの深い理解を持ち合わせていると評価した。

「マーティンは『バレンシアガ』の精神を体現している」

ルカ・デメオ(Luca de Meo)=ケリング最高経営責任者(CEO)は、「『バレンシアガ』は常に既成概念に挑み、ファッションの境界を再定義する、革新的な創造性を持つメゾンだ。マーティンは新鮮で大胆、そして極めて現代的なビジョンによって、その精神を体現している。次世代とのつながりやカルチャーに対する直感的な理解は、メゾンに新たな局面をもたらしてくれるだろう」と述べた。今回の人事は、「バレンシアガ」はイノベーション、クリエイティビティー、カルチャーの最前線にあり続けるブランドという同社の意識を反映したものだという。

ジャンフランコ・ジャンアンジェリ(Gianfranco Gianangeli)=バレンシアガ社長兼CEOは、「マーティンは大胆かつ際立ったビジョンを持つ、比類のないクリエイターだ。既成概念に挑み、シルエットを再発見し、ファッションに予想外の視点をもたらす彼女の能力は、『バレンシアガ』を特徴付ける革新の精神と深く共鳴する」と述べた。

ローズ新クリエイティブ・ディレクターは、「『バレンシアガ』という、並外れたヘリテージと恐れを知らないクリエイティブ精神を持つメゾンのクリエイティブ・ディレクターに任命されたことを、心から光栄に思う。これまで素晴らしい才能を持つクリエイターたちが築いてきたレガシーを尊重し、この豊かで美しい物語の次章を創り上げていきたい」とコメントした。

デムナ時代の「バレンシアガ」で活躍

ローズ新クリエイティブ・ディレクターは、2007年に自身のブランドを設立。21年には、トゥモロー(TOMORROW)に過半数株式を売却した。その後、「シュプリーム(SUPREME)」「ナイキ(NIKE)」「ナパピリ(NAPAPIJRI)」「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」などと協業。23年には、世界最大規模のメンズウエア見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」にゲストデザイナーとして招へいされた。

同氏はまた、デムナ(Demna)時代の「バレンシアガ」の初期、メンズウエア部門で働いていた。オーバーサイズで、ダメージ加工やヴィンテージの風合いを取り入れたメンズシルエットの形成に大きな影響を与えたと広く認識されている。

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