ユニクロは5日、国内5番目のグローバル旗艦店「ユニクロ京都」をあす6日の開店に先駆けて関係者に公開した。京都・河原町で親会社ファーストリテイリングが運営する商業施設「ミーナ京都」の地上3階・地下1階に4層960坪の売り場を構える。訪日客も多く集まる京都で、体験価値の高い店舗を目指す。記者発表会に登壇したファーストリテイリングの清智彦グループ執行役員は「河原町通は国内外への情報発信に重要な場所」と話した。
京都河原町店として900坪で営業してきた店舗を改装・増床し、グローバル旗艦店に衣替えした。
一新に伴いフルラインナップの商品をそろえるだけでなく、グローバルに発信するため、京都のローカル性を随所に取り入れた。エントランスと階段には地元の小嶋商店が制作した四角い大型ちょうちんを吊るした。京都を拠点にする画家・品川亮氏がガラス壁などに大胆な絵を描いた。西日本初となるコーヒースタンド「ユニクロコーヒー」は、珈琲文化が盛んな京都を念頭に定番のオリジナルブレンドの2倍の値段となる“京都プレミアムコーヒー”600円を置く。最高級品種のゲイシャを使った同店だけの一杯になる。
Tシャツコレクションの「UT」でもご当地企業とのコラボ品を充実させた。「よーじや」「京福電気鉄道」「弥栄自動車(タクシー会社)」「南座(歌舞伎劇場)」「おたべ(菓子)」「ロンドンヤ(同)」など。記者発表会には俳優の佐々木蔵之介氏も登壇した。佐々木氏の実家は京都の「佐々木酒造」でユーモラスなイラストのTシャツでコラボした。
帰省やドラマ・映画の撮影で頻繁に京都を訪れる佐々木氏は「河原町のあたりは買い物のたびに歩き倒している。この店の工事もずっと気になってきた」と話した。
グローバル旗艦店を国内外で拡大中
ユニクロは「店舗こそが最大のブランディングの場」と位置付け、グローバル旗艦店と呼ぶ大型店を国内外で増やす方針を発表している。現時点で年間50億円以上を売る店舗は国内外で60店舗以上ある。うち100億円以上の店舗は10店舗ある。日本でグローバル旗艦店を名乗る銀座店、トーキョー(銀座)、新宿本店が100億円以上の店舗になる。
国内5店舗目のグローバル旗艦店である京都店は、売り上げ目標を公表していない。先行する国内のグローバル旗艦店の銀座店(1500坪)やトーキョー(1500坪)、新宿本店(1200坪)、ウメダ(大阪・梅田、1300坪)に比べるとコンパクトではあるが、相応の売上高を目指すものと見られる。