ファッション
特集 「ピックルボール」という新しいコミュニケーションの形 第8回 / 全8回

誰もが夢中になるピックルボール

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2026年11月2日号からの抜粋です)

関戸:ピックルボールが空前のブームを迎えています。実は8月、ヘアメイクの冨沢ノボルさんが主催する大会に村上要編集長と一緒に参加したんです。それをきっかけに私たちもすっかりハマり、周囲でもプレーする人も増えてきました。

津布久:スポーツ担当の僕のところにも、関連商品やイベントの案内が続々と届いています。「アシックス(ASICS)」が期間限定コートを開設し、「ミズノ(MIZUNO)」はパドルやシューズを展開して本格参入。特集を組むには絶好のタイミングでした。

関戸:何がそこまで人を引きつけるのでしょう?

津布久:まずは手軽さですね。もともと米国で、子どもも一緒に遊べるように考案された競技。穴の開いたプラスチック製のボールはスピードが出にくく、腕力の差があってもラリーを楽しめます。10分ほど教われば、初心者でも打ち返せるようになるんです。

関戸:私も数回プレーしましたが、少し練習するとコツをつかめました。しかも愛好家の皆さんがとにかく優しい。少し打てただけでも褒めてくれるし、新しい仲間を歓迎してくれる雰囲気も魅力ですよね。

津布久:特集ではプロ選手にも話を聞きました。競技としての仕組みがまだ整いきらない中、テニスから転向して頂点を目指す人もいる。2032年の五輪での正式採用に期待をかけていて、新興スポーツならではの挑戦が興味深かったです。今後、競技人口が増えれば賞金やスポンサー契約の機会も広がるでしょうし、今から本気で取り組めばトップを狙えるかもしれない。そんな夢があるのも面白いですよね。

おしゃれを
楽しめるのもいい

関戸:服装の自由さもファッション好きには魅力です。ヨガウエアでもストリートスタイルでもいい。BLACKPINKのジェニーも、バンダナにTシャツ、スエットのカジュアルな服装で楽しむ様子をSNSに投稿していました。飲食業界からもバーガーキングが、オリジナルのパドルを出していて、結構かわいい。ファッションブランドとのコラボレーションの可能性も感じます。

ビジネスの
広がりにも注目

津布久:競技だけでなく、ファッションや交流も含めて楽しめるところがSNSと相性がいいのでしょう。施設を運営する「ピックラー」も2030年までに国内20店舗の出店を計画していると聞きました。大手スポーツメーカーや新進ブランドもまだまだ参入の余地はありますし、これからビジネスとしても注目度は高まりそうです。「WWDJAPAN」でも年内に大会を企画したいなと思っています。

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WWDJAPAN Weekly

「ピックルボール」という新しいコミュニケーションは、カルチャーの発信地となるか?

WWDJAPAN11月2日号は、最近巷で話題のニュースポーツ、「ピックルボール」を特集します。ピックルボールの歴史は意外に古く、発祥は1965年。米国国会議員のジョエル・プリチャード氏が腕力差のある子どもとでも対等に遊べるスポーツとして、テニスと卓球、そしてバドミントンをミックスしたような形で考案したと言われています。そんな歴史あるスポーツがなぜ今まで知られておらず、そしてなぜ今になってここまで流…

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