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ユニクロ5月度は8.4%増、客数も維持 ユナイテッドアローズは4月に続き2ケタ増

専門店チェーン、セレクトショップの2024年5月度売上高(既存店ベース)は、大型連休を含め好天に恵まれたことで、前年実績を超えたという声が中心となっている。

ユニクロの国内売上高は、前年同月比8.4%増と、同18.9%増の大幅増となった4月に続き好調。連休商戦や5月24日から実施した40周年感謝祭が盛況で、値上げ以降割り込むことが増えた客数も同0.2%増。「連休商戦、感謝祭とも期間は昨年と変わらない中で、客数が維持できている」(広報担当者)と、手応えを感じている。売れ筋はメンズはUT、エアリズムコットンオーバーサイズT、ポロシャツなど、ウィメンズはブラトップ、ウルトラストレッチボトムス、パラシュートパンツなど。

しまむらの「ファッションセンターしまむら」(4月21日〜5月20日で集計)は同5.7%増で、客数は同3.5%増。連休商戦や母の日の打ち出しにより「婦人衣料の“素肌涼やかパンツ”や実用品のアームカバー、サンダル、冷感ラグや敷きパッドなど、実需商品が売れた」(発表資料から)。

良品計画の「無印良品」は同3.5%増だったものの、客数は同1.0%減と微減。客数は前年4月も同17.0%減と大きく落としていた。改革を進めてきた衣服・雑貨カテゴリーの売上高は同3.6%増と引き続き復調傾向で、4カ月連続で前年実績を超えた。

アダストリアは同4.6%増で、客数は同1.0%増。昨年自社ECで実施したタイムセールに代えて、今年は5月15〜23日に会員向けポイント還元キャンペーンを実施したことが伸長に寄与した。売れ筋は夏用素材のパンツや半袖トップス、羽織りにもなるシャツ類。雑貨ではキャップやリュック、ボトルホルダー、アイスネックリングなどが売れた。

ユナイテッドアローズは、前年5月も同8.2%増と伸ばしていた中で同11.4%増と2ケタ伸長となり、5カ月連続で前年実績を超えた。2ケタ増は4月に続き2カ月連続。客数は同6.1%増だった。「在庫調達を増やしたことなどにより、自社ECを中心にECの伸びが目立っている」(発表資料から)。

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