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暖冬でユニクロ12月度は15.4%減 客単価も値上げ以降初の前年割れ

専門店チェーン、セレクトショップの2023年12月度売上高(既存店ベース)は、暖冬で苦戦したケースが目立っている。国内ユニクロは前年同月比15.4%減。22年秋の値上げ以降、前年実績を割ったことのなかった客単価も、同0.1%減と割り込んだ。一昨年12月が、値上げした“ヒートテック極暖”やカシミヤセーターが売れて売上高が同16.9%増、客単価が同14.8%増だったことも大きいが、「本来アウターが売れる時期なのに売れていないことで、単価が下がった」(広報担当者)という。

「無印良品」を運営する良品計画の売上高は同9.0%減。衣服・雑貨カテゴリーは同19.6%減だった。「衣服・雑貨で、冬物の主力アイテムの在庫不足が響いた」(発表コメントから)という。

一方、しまむらの「ファッションセンターしまむら」は20日締めのため、12月末の高気温の影響がそこまでなく、同2.4%増と前年超え。「11月下旬と12月なかばに気温が低下したことで、アウター衣料と冬物実用品が売り上げを伸ばした。創業70周年の感謝祭と総力祭も集客に効果的だった」(発表コメントから)

ユナイテッドアローズも同1.9%増と前年超え。暖冬で「マフラーや手袋など防寒グッズの売り上げは鈍かったが、VIP客を中心としたセール売り上げが伸びた」(発表コメントから)という。

アダストリアは9日に12月度売り上げを発表予定。

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