ビューティ

活況の高価格帯ヘアケアに新顔「ナース」 “浸透発酵コラーゲン”で主役の座狙う

“世界初※”の浸透発酵コラーゲン配合”をうたうヘアケアブランド「ナース(NARTH)」が3月にスタートする。商品ラインアップは、しっとりとした仕上がりの“モイスト&リペア”とさらさらな“スリーク&リラックス”の2タイプ。シャンプーとトリートメントが各1500円(各420mL)、アウトバスミルクも1500円(75mL)。主にドラッグストア、バラエティーショップでの販路拡大を視野に、同販路において近年各社が力を入れる中高価格帯(1500円前後)のヘアケア市場に参入する。3月2日にロフトで先行発売し、4月1日から全国のバラエティーショップ、ドラッグストアで取り扱う。

※PCPC(米国化粧品工業会)においてINCI名(化粧品原料の国際名称)を世界で初めて取得したことによる

「ナース」のキー成分となるのが、キウイ果実に乳酸桿菌を加え特定の環境下で48時間発酵させた「浸透発酵コラーゲン」だ。ビタミンCをはじめアミノ酸・ミネラル類などを豊富に含み、髪の内部や地肌を素早く浸透・保水する。「浸透発酵コラーゲン」の開発、および商品製造は化粧品OEMのメディコス製薬(埼玉県)。同社が開発した「浸透発酵コラーゲン」は、化粧品における権威的な機関であるPCPC(米国化粧品工業会)において、INCI名(化粧品原料の国際名称)の認証を世界で初取得した。

販売元のyokilabは23年5月に設立。ブランド発起人の倉翼CPOは大手化粧品メーカーの出身で、ドラッグストア・バラエティーショップ向けブランドの立ち上げを複数手掛けてきた人物だ。「“発酵”は今後の美容トレンドにおいて、ますます重要キーワードになるだろう」と見通す。

今後、国内においては集中的なPR投資で認知を拡大。グローバル展開も念頭に、今年5月には中国・上海で行われる合同展示会に出展し、アジア圏の卸先にアプローチする。スキンケア、メイクアップや入浴剤など商品ラインアップを拡大し、ドラッグストアとバラエティーショップにおける人気ブランドとしての地位を確立、「3年内をめどに直営店の出店を目指したい」と意気込む。

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