「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が、12月15日に北海道のニセコにオープンする「ニセコ ウィンター リゾート ポップアップストア」を公開した。
パークハイアット ニセコ ハナゾノの敷地内に設けたポップアップストアは、スキーやスノーボード、ゴーグル、ヘルメットなどのギアを筆頭に、アウトドアブルゾンやビーニー、ブーツ、ストールなどのリゾートウエアを販売する空間と、他店のようにバッグやシューズ、プレタポルテ、家具などを販売するスペースに分かれている。前者は、パークハイアット ニセコ ハナゾノの眼前に広がるゲレンデで楽しむウィンター・アクティビティに、後者は、滞在するホテルでの食事などにふさわしいアイテムを揃えている。ポップアップは2024年2月25日まで。
フランスとスイス、イタリアをまたぐシャモニーなどのリゾート地には、すでに多くのブランドが期間限定店を構え、ウィンター・アクティビティを楽しむ富裕層や観光客などにアプローチしている。一方、日本ではおそらく、ニセコに今回のポップアップを構えた「ルイ・ヴィトン」が初めてウィンターリゾートのメッカに出店。パークハイアット ニセコ ハナゾノを含むニセコエリアは、上質のパウダースノーと、近隣の余市で楽しめるワイナリーやウィスキーの醸造所見学などのアクティビティで、今年もすでに多くの外国人観光客がホテルの客室やレジデンス棟に滞在している。香港や東南アジアからの観光客も多く、地元でのウィンターリゾートにふさわしいグッズやウエアの調達が難しい外国人観光客には重宝がられそうだ。エドゥアール・フォール=ルイ・ヴィトンジャパン プレジデント&CEOは、「『ルイ・ヴィトン』は、旅のブランド。そして、誰も実現したことのないチャレンジと驚きが大好きなブランド。ウィンターリゾート地への出店は、国内で初めて。気分が楽しくなる仕掛けをたくさん用意している」と語った。
フォールCEOの言葉の通り、眼前のゲレンデに設置されたゴンドラは、40基のうち10基を「ルイ・ヴィトン」仕様に変更。さらにはモノグラムのロゴをあしらった遊牧民の住居、ユルトを設置して、真っ白なゲレンデを彩った。バッグやシューズ、プレタポルテ、家具などを販売するスペースは、このユルトの雰囲気を再現している。パークハイアット ニセコ ハナゾノの館内には、スキーをするブランドのマスコット、ヴィヴィエンヌやロゴの置物などを配置している。
ポップアップには、中条あやみと赤楚衛二、Awich、大平修造が訪れた。赤楚は、「ウィンタースポーツの経験は少ないが、『ルイ・ヴィトン』の洗練されているのに機能的なスキーウエアなら、挑戦したい」と話した。