ファッション
連載 1000円で何する? 第8回

“せんべろタウン”で生まれ育った「イセタンメンズネット」元編集長のソウルフード

「WWDJAPAN」の連載「1000円で何する?」

連載「1000円で何する?」8回目の登場は、伊勢丹新宿本店メンズ館のオウンドメディア「イセタンメンズネット」の元編集長で、現在は三越伊勢丹の販売促進部でプランニングを担当する田代径大さん。東京の下町育ちの彼の骨の髄まで染み込んだ、呑ん兵衛垂涎のアレについて聞く。

「宇ち多゛」の“煮込み”と“梅割り”(各250円)

「宇ち多゛」の“煮込み”と“梅割り”(各250円)

「葛飾区立石にある“せんべろ(1000円でべろべろに酔える、安く楽しめる酒場)の聖地”『宇ち多゛(うちだ)』の“煮込み”と“梅割り”です。

“煮込み”は東京5大煮込みに数えられ、“梅割り”は焼酎をグラスにあふれるまで注いで梅シロップをちょろっと入れたもの。宇ち多゛を代表するドリンクです。ただ、すごく“効く”ので、1人3杯半までというルールが設けられています……。

実は僕、生まれも育ちも立石でして、宇ち多゛のあるアーケード商店街は中学校の通学路だったんです(笑)。

初訪問は23歳のとき。当時の彼女(今の奥さん)の祖父母が常連で、4人で行きました。カルチャーショックでしたね!地元なのに“ここどこ!?”と思いました。メニュー表がなく、呪文のように伝えるオーダー方法にも面食らいました……。

とはいえ、当時ほぼ全品180円という安さと、大人もピリつく“漢気”(おとこぎ)あふれる接客に引かれ、すっかり僕も常連に。今では取引先などのリクエストに応える形で、お連れすることも増えました。

宇ち多゛のあとは1〜2軒ハシゴして、スナック『うめだ』でしめるというのが王道コースです(笑)」。

田代径大/三越伊勢丹 販売促進部 プランニング担当

田代径大/三越伊勢丹 販売促進部 プランニング担当 プロフィール

(たしろ・けいた)1985年8月19日生まれ、東京都出身。2008年に大学を卒業し、伊勢丹(現三越伊勢丹)に入社。新宿本店メンズ館の紳士靴に配属となる。17年に同館のオウンドメディア「イセタンメンズネット」の編集長に。19年から現職

連載「1000円で何する?」とは?

原宿での隠れ家ランチや、朝の気分をあげるスターバックスのオプション、週末の美術館の入館料など、ファッション&ビューティ業界人に1000円(税込1100円)で日常をキラキラさせるコト・モノを紹介してもらいます。ファミリーマートの靴下や古着のバンダナなど、アパレル商品もあったり?

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