※この記事は2023年10月12日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから。
及川社長は出版のきっかけが、いわゆる訪問販売形態のショップ、ポーラ ザ ビューティーで働くビューティディレクターだったといいます。コロナ禍でも前向きに仕事に向き合い幸せなチーム作りをする彼女たちをみて、企業にも活かせると感じたそうです。前野代表取締役CEOに相談すると、これまで愛用していた化粧品の使用をやめ、ポーラ ザ ビューティーに通い始め、身をもって体感したとのこと。
そこで彼女たちが口ぐせのように話す「ありがとう」という言葉の他、幸福度を高める4つの因子(やってみよう、ありがとう、なんとかなる、ありのままに)を導き出します。そこから、メンバー全員が幸せで結果も出すドリームチームの共通点を7つ挙げています。
懇親会で、前野代表取締役CEOが通うポーラ ザ ビューティー中目黒店のスタッフと話す機会がありました。数店舗を統率するグランドオーナーの豊田良美さんは22歳でビューティディレクターの道に入り、24歳でショップオーナーになり、入社して20年強で東京と埼玉にショップを構えています。24ー64歳までの40人のビューティディレクターを抱えているのですが、とにかく仕事が楽しいしみんなに助けられていると明るい表情で語ってくれました。自分らしく楽しく仕事ができるので、製薬会社や高級ホテルに勤務していた実姉を誘っていたそうです。お姉さんは、自分には向かないのではと断り続けていたそうですが、30歳を過ぎ自分らしく生きるとは何かと立ち止まった際に妹の楽しそうに仕事をする姿を見て、同じ仕事を選び8年が経過したそう。お姉さんとも話したのですが、とにかく表情が明るく心から仕事を楽しんでいるのが伝わりました。
自分らしく生きられ心底仕事を楽しめる――。共に働くスタッフの表情を確認すると、自分自身もマインドリセットが必要だと強く感じています。
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