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特集 熱を帯びるサウナ市場 第2回 / 全7回

ビームスがスーパー銭湯を監修 オリジナルグッズ好調で若年層呼び込む

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南馬越一義(みなみまご・かずよし)/ビームス シニアクリエイティブディレクター プロフィール

1962年生まれ。84年にビームス入社。販売スタッフ、バイヤーを経てクリエイティブディレクターに。2010年からBtoB事業に携わり、地方自治体や地銀などと組み、地方の産業や企業を盛り上げるプロジェクトを数々行う。20年からスーパー銭湯「スパメッツァおおたか 竜泉寺の湯」のディレクションを行う PHOTO:YOHEI KICHIRAKU

ビームスはBtoB事業の取り組みで、地域商社に注力する岐阜・大垣共立銀行との業務提携を通じて、「竜泉寺の湯」を展開するオークランド観光開発が2022年4月に千葉・流山にオープンしたスパ&サウナ施設「スパメッツァおおたか 竜泉寺の湯(以下、スパメッツァおおたか)」の一部を監修した。“スパメッツァ”のネーミングをはじめ、休憩ゾーン、館内着や従業員の制服、オリジナルグッズをビームス ディレクターズバンクの南馬越一義シニアクリエイティブディレクターがプロデュースする。(この記事は「WWDJAPAN」2023年9月18日号からの抜粋です)

スーパー銭湯を監修しSNSで話題を呼び込む

監修の話が持ちかけられたのは19年。竜泉寺の湯で若い男性のグループ客が増え始め、新店舗では「若年層向けの施策を打ちたい」との要望から取り組みがスタートした。若者も居心地よくなじめるように、休憩ゾーンや館内着はカジュアルなムードを取り入れ、入り口にはフォトスポットにもなるネオンサインを設置した。「温浴施設は看板を撮るほかに撮影ができる場所がほぼない。この場所があることでSNSの拡散も期待できる」と話す。

オリジナルアイテムの監修も担い、メッシュ素材のバッグ類やサウナハットを製作。同時に、サウナ愛好家の定番ドリンク“オロポ(オロナミンCでポカリスエットを割ったドリンク)”に着目したグッズを製作した。「サウナ好きの息子からサウナ上がりに飲む“オロポ”の存在を聞いてその言葉の強さに引かれた。グッズは1年かけて作った」。

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