ファッション

三代目JSB今市隆二の私物や総額1500万円超のデニムも展示 倉敷でデニム展「SETO INLAND LINK」開催

デニムにまつわるアート作品を展示する展覧会「SETO INLAND LINK(セト インランド リンク)」が10月7〜9日、岡山県倉敷市の観光名所、美観地区で開催される。イベントのコンセプトは「“デニム”が紡ぐ多様な個性」。レアなビンテージデニムや製造・加工工場から作られた残布を使ったアート作品の展示などが行われる。入場料は無料。

作品制作には、国内外のアーティストやクリエイター、デニム職人、岡山県内の専門学生、放課後等デイサービスに通う小学生などが参加。穿き込むほどに味が出るデニム特有の風合いや表情を生かし、独自のセンスで新しいものに生まれ変わらせる。出展には、韓国出身の男性ダンスヴォーカルグループ SUPERNOVA(超新星)のゴニルや精神科の看護師としての経験を持つデザイナーの津野青嵐、ヨーロッパ最大級のファッションコンテスト「ITS(INTERNATIONAL TALENT SUPPORT CONTEST)」ファッション部門のファイナリストに最年少19歳で選出されたデザイナーの八木華、アダストリア(ADSTRIA)が岡山県内で構える12ブランド18店のショップスタッフも参加している。また、児島に拠点を構えるデニム加工会社、癒toRi18(ユトリイチハチ)とフーヴァル(WHOVAL)、美東の3社と、倉敷市立短期大学と倉敷ファッションカレッジ、中国デザイン専門学校の3校がタッグを組み、廃材を使った作品を制作した。

作品展示のほかに、東京・原宿の古着店ベルベルジンの藤原裕ディレクターが選定した総額1500万円を超えるビンテージデニムやビンテージデニムコレクターとしても知られる三代目 J SOUL BROTHERSの今市隆二の私物も展示予定。またオンラインでは、小木“Poggy”基史による動画エキシビションも公開される。

イベント開催の背景について、世界のデニム産業の中心地として知られる児島の職人の高齢化と次世代の担い手不足による後継者問題の課題などをあげる。今回の「SETO INLAND LINK」を通して、デニムを工業製品としてではなく、クリエイティブで美術的な作品として光をあてることで、新たな魅力と可能性を提示し、業界また若い世代へのアプローチを狙う。

■ 「SETO INLAND LINK」
日にち:2023年10月7〜9日
時間:7、8日9時30分〜20時、9日9時30分〜19時
会場:美観地区内にある児島虎次郎記念館、旅館くらしき、倉敷物語館
入場料:無料

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