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アストンマーティンの「世界で最もパワフルでラグジュアリーなSUV」DBX707を存分に体験する試乗イベントに参加

英国の高級スポーツカーメーカーであるアストンマーティン(ASTON MARTIN)の日本法人、アストンマーティン ジャパン合同会社が、北海道でDBX707の体験イベントをメディア向けに開催した。

7月23日から25日にかけて行われた本イベントは2つのグループに分けて行われた。招かれたのは、日本のファッション・ライフスタイルメディアの編集者たち、そしてアジアパシフィック地域のエディターたちだ。

世界で最もパワフルでラグジュアリーなSUVを標榜

「DBX707」は、2022年2月に発表されたハイパフォーマンスSUV。19年にアストンマーティンが初のSUVとして発表した「DBX」の性能をより高めたもので、「世界で最もパワフルでラグジュアリーなSUV」と謳う。

メルセデスAMG製4.0L V8エンジンを搭載している点はDBXもDBX707も同様だが、DBX707に積まれるエンジンは、チューニングにより出力、トルクともに大幅に向上させたものだ。DBXの最大出力が550PSであったのに対し、DBX707では最高出力707PS、最大トルクも700Nmから900Nmにアップ。

この大出力に対応すべくトランスミッションには湿式他板クラッチ式9段ATを採用。圧倒的なパワーを余すことなく駆動力へと変え、かつスムースな変速、加速を可能にした。静止状態から時速100kmに達するまでわずか3.3秒だ。

さらにエアサスペンションの改良、電子制御式アンチロールコントロールの制御の最適化など、足回りの設定を見直し。全モデルに搭載された中で最も強力なカーボンセラミック・ブレーキを採用。制動力を高めるとともにバネ下重量を大幅に減少させることで、ステアリング操作に対する応答がよりダイレクトになり、思うままのコーナリングを叶える。

北海道の雄大な自然のなかでDBX707を体験

「世界最強、そして最高峰のマシンであるDBX707(セブン・オー・セブン)は、パワフルで快適、そして女性でも運転がしやすいという特徴を持っている。実際にみなさんにこのDBX707を体験してもらうのに、ここ北海道のダイナミックなルートは最適と考えた」と語るのは、アストンマーティンジャパンの谷田恵美マーケティング・コミュニケーションマネージャー。

試乗ルートは約160km。北海道・ニセコのラグジュアリーリゾート「パーク ハイアット ニセコ HANAZONO」を起点とし、地産地消の食材をふんだんに使ったイタリアン料理を提供する「ULTIMO NISEKO」でのランチを挟み、支笏湖湖畔に立ち寄ってから新千歳空港へと到着する。

日本百名山の一つである標高1988mの羊蹄山を見やりながら始まるルートは、曲がりくねるワインディングや長い直線などバリエーション豊か。同クラスのラグジュアリーSUVのなかで最速の最高速度時速310kmというスピードを公道で体験することこそ叶わないものの、スムーズな加速に象徴される圧倒的なパワー、ステアリングを切った通りにコーナリングできる扱いやすさといった、まるで車と一体になったようなドライビングの愉しさを存分に堪能することができた。

アンダーステートメントで細部にこだわった極上のインテリア

車窓からの雄大な北海道の自然を堪能する視界には、アストンマーティンがこだわるインテリアもあわせて映り込む。ドア、シートの曲面にぴったりと沿うレザーの内張りは、施されたステッチワークとともにまるで英国靴のようなクラシカルともいえる表情を浮かべる。アストンマーティンが、並外れたパフォーマンスに加え、それにふさわしいデザインを備えたことで「究極のウルトララグジュアリー・スーパーSUV」と胸を張るのにも頷ける。

さらに、穏やかなレザーの質感にくわえ、随所に散りばめられたカーボンパーツの数々がこのDBXがスポーツカーであることを主張する。レザーシートにもビタミンカラーのイエローを配することでアクティブな雰囲気が漂う。

ただのラグジュアリーな移動を叶えるだけではない、走りを追求したクルマであるということを車内にいながらも否応なしに思い出させられる。そんな、スポーツマインドとラグジュアリーが融合したインテリアが、豊かな移動体験に彩りを添える。

もちろん、アストンマーティンらしい流線型を強調した美しいフォルムのエクステリアも堂々としている。DBXからフロント部分が一新され、大きなフロントグリルと新しいデザインのデイタイムランニングライトを採用。美しさと強い存在感を放つフロントフェイス、そして彫刻的な造形美をたたえたフォルムは圧倒的なスタイルでドライバーたちを迎える。そんなエクステリアの力強さは、休憩でクルマを離れ、そして改めて出発するために乗り込むときの高揚感を高めてくれるものだ。

こうした試乗イベントでは、一般的にはすべてのルートを自分自身で運転して移動するが、今回アストンマーティンはGTレースや耐久レースで活躍したプロのトップドライバーを各車に手配。ときに運転を交代し、プロフェッショナルの優れた運転技術でDBX707をデモンストレーション。高い速度域でのワインディングで、スムースな荷重移動により連続するコーナーをリズミカルに駆け抜けるなど、爽快な走りを体験した。

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