ファッション

「ヴェトモン」2017年春夏パリ・コレクション

REPORT

17ブランドの最強アイテムが「ヴェトモン」のランウェイに集結

「ヴェトモン(VETEMENTS)」は、2016-17年秋冬オートクチュール・コレクションの公式スケジュールの初日である7月3日、招待ブランドとして、さまざまブランドとコラボレーションしたメンズおよびウィメンズの2017年春夏コレクションのプレタポルテのショーを開催した。
今回、コラボしたブランドは既報のとおり、「リーバイス(LEVI'S)」「ヘインズ(HANES)」「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」「カーハート WIP(CARHARTT WIP)」「カナダグース(CANADA GOOSE)」「ジューシー クチュール(JUICY COUTURE)」「ブリオーニ(BRIONI)」「チャンピオン(CHAMPION)」「アルファ インダストリーズ(ALPHA INDUSTRIES)」「ショット(SCHOTT)」「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」「ドクターマーチン(DR. MARTENS)」「イーストパック(EASTPAK)」「マノロ・ブラニク(MANOLO BLAHNIK)」「リーボック(REEBOK)」「チャーチ(CHURCH'S)」「ルケーシー(LUCCHESE)」だ。

会場に選んだのは、パリの百貨店、ギャラリー・ラファイエット。インビテーションは、そのフロアマップを模したものだ。通常営業で一般客もいるため、専用の入り口から入っていくと丸形のフロアに沿って席が並べてある。ここ数シーズンであっという間にプラチナチケットになった「ヴェトモン」の会場の周りには、「ヴェトモン」を着用したファンや業界人であふれている。

ショーでは、シャツなら「コム デ ギャルソン」、ベロア素材のジャージーなら「ジューシー クチュール」、スエットなら「チャンピオン」、ダウンなら「カナダグース」といった具合に、それぞれのブランドが得意とするコアアイテムをカットアウトしたり、袖を長くしたり、肩を水平にいからせてリシェイプしたり、シルエットを再構築するなど、「ヴェトモン」流のスタイルに落とし込んでいる。また、シャツを2枚重ねたり、カジュアルなスエットの上下にチャンキーヒールのシューズや腰の高さまであるピンクやパープルの光沢のあるサイハイブーツ合わせたりするなど、ロッタ・ヴォルコヴァによるスタイリングは、今シーズンもパンチが効いている。ロッタ本人は、今シーズンもモデルとして、ブルーの小花柄をあしらった白いフリルドレスを着用して登場した。

今回、さまざまなブランドとコラボレーションした背景には、自分たちの顧客がトレンドに迎合する服ばかりでクローゼットで満たすのではなく、また、単にファクトリーブランドのアイテムを取り入れるだけではなく、さまざまアイテムやブランドとミックスできるよう、自分たち流に再解釈してデザインし提案したいという思いがあるようだ。

「ヴェトモン」とはフランス語で“服”という意味だが、自分たちの今の感覚やスタイルに合った、自分たちに心地よい“服”とは何か、というベーシックな観点からスタートし、そこからブレないスタンスを貫くからこそ、これまでの形式にとらわれない独自の発表スタイルや17ブランドものコラボレーションというかたちに至り、そのフィロソフィーが若い世代を中心に熱狂的なファンの心をつかんでいる。

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