ビューティ

資生堂が新生「インウイ」を今秋始動 化粧品専門店ブランドとして700店舗で発売

資生堂は9月21日、1976年から展開するメイクブランド「インウイ(INOUI)」を化粧品専門店ブランドとして発売する。ベースメイクとアイブロウの全31品、価格帯660〜8800円(編集部調べ、以下同)をラインアップ。全国約700の専門店と、専門店のECプラットフォーム「オミセプラス(Omise+)」で取り扱う。資生堂は今年、チェインストア制度100周年を機に化粧品専門店の取り組みを強化しており、今回はその一環。

「インウイ」は、日本、アメリカ、イタリアの資生堂スタッフが共同で研究開発したメイクアップブランドとして1976年に誕生した。“ソーシャルステータスが高く働く社会派女性”に着目し、日本では77年に香水から販売を開始。時代ごとに「個」のあり方を進化させ、85年、92年、94年、2002年とリニューアルを重ねながら幅広い世代にアプローチしてきた。

同社の調査によると、いま、多様性や個性の時代と言われる中で「自分らしさ」がフォーカスされている一方で、自身の顔の「自分らしさ」が何であるかを答えられる人が少なく「自分も他人も同じメイク印象」になっているという。そこで、新「インウイ」は“人間味”をキーワードに掲げ、「メイクで人間くささを作る、それが最もその人を美しくする」(横田由香プロジェクトリーダー)という考えのもと“自分美”を提案する。

第1弾では、自分の生まれ持つ骨格や色、質感を主役に、“自分美”の基盤を形成するアイテムとして、ベースメイク(化粧下地、パウダーファンデーション、クリームファンデーション、ルースパウダー、ハイライター)とアイブロウ(リキッド、ペンシル、パレット)をそろえる。同ブランドを象徴するパウダーファンデーション(30g、全5色、セット価格各8030円)とクリームファンデーション(30g、全5色、各8800円)には、血色感や立体感、滑らかな肌の質感を引き立てる同社初のハイブリッド光彩パウダーを配合する。パッケージは、赤を基調に「半分保守・半分革新で先進的なクリエイションを反映した」という。ブランドミューズにはモデルのアンジェラ・レイノルズを起用した。

畠山真紀ブランドマネージャーは、「創業魂である『商品をして、すべてを語らしめよ』の言葉を胸に、人間味をもっと出すことはできないか、補正という隠す概念ではなく、人のいいところをもっと引き伸ばすことはできないのか、という思いのもと一つ一つ丁寧に魂を込めて作った」と胸を張る。

資生堂は現在約4000の化粧品専門店で展開しているが、「インウイ」の取り扱いに関しては「ブランドの世界観を表現できる」700店舗からスタートする。「半数はターミナルを主体とした専門店で取り扱い、30代後半〜40代の働く女性に向けて訴求する」と説明。「顔の骨格やパーツの3D解析」×「資生堂独自の顔立ち分析」×「パーソナルカラー分析」を融合した「インウイ」オリジナルコンテンツをもとに、個々の魅力のポイントやニーズを捉えたカウンセリングも実施。来春以降にポイントメイクを順次発売する予定だ。

同社は化粧品専門店において、ブランドと店頭活動の両面から「攻め」の戦略に取り組んでいる。化粧品専門店のブランド戦略では、カテゴリーと市場構造(価格・年代)に応じたブランド配置の見直しを図る。具体的には、今後需要の拡大が見込まれるメイクアップカテゴリーの強化に着手。「インウイ」はその一環として育成する。

化粧品専門店専用ブランドの「ベネフィーク(BENEFIQUE)」は、一人一人の健康美“パーソナルビューティーウェルネス”を体現するブランドとしてリポジショニングを行い、今秋新たにブランドを象徴する商品を発売する予定だ。さらに、「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」の強化と、美容機器「エフェクティム(EFFECTIM)」の化粧品専門店での段階的な取り組み拡大を通じて、スキンビューティーカテゴリーの強化に加え、「美意識の高い」新しい顧客層との出会いを図る。

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