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カナダ発「アークテリクス」がギンザ シックスや心斎橋に出店 中国スポーツ大手、アンタ傘下で成長

アメア スポーツ ジャパンは、引き続きカナダ発のアウトドアブランド「アークテリクス(ARC’TERYX)」の出店に力を入れている。9月に東京・銀座のギンザシックス内と大阪・心斎橋に、10月に福岡・天神に出店。心斎橋の店舗「アークテリクス 大阪 心斎橋ブランドストア」は3層で売り場面積は約537平方メートルとなり、2022年10月に出店した東京・丸の内の店舗に続き、国内2店舗目となるリペアセンター「リバード カウンター」を設置する。

「アークテリクス」はスポーツ専門店やセレクトショップでの展開に加え、近年直営店出店を強化している。昨年は、丸の内だけでなく東京・二子玉川の二子玉川ライズS.C.、原宿、京都にも出店し、現在の国内直営店舗数は13。

ギンザ シックスは5階に出店予定で、売り場面積は約197平方メートル。銀座地区は歌舞伎座そばにも店舗があるが、ギンザ シックスの新店は館の客層に合わせ、ウィメンズ商品の品ぞろえや情報発信に力を入れる。福岡の新店の売り場面積は約156平方メートル。福岡地区は、商業施設のマークイズ福岡ももち内に次ぐ出店となる。

「アークテリクス」は1989年に、クライミング用ハーネスのメーカーとしてカナダ・バンクーバーで創業。2005年に、「サロモン(SALOMON)」「アトミック(ATOMIC)」「ウイルソン(WILSON)」などを擁するフィンランド発スポーツメーカー、アメア スポーツ(AMER SPORTS)傘下となった。アメア スポーツは19年に、中国スポーツ大手のアンタスポーツ(ANTA SPORTS)やテンセントなどによる投資コンソーシアムが親会社となっている。「アークテリクス」の中国市場での好調などがけん引する形で、アンタスポーツの決算資料によれば2022年のアメア スポーツの業績は「過去最高を達成」している。

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