ビューティ

「アットコスメ」2022年ベストコスメ大賞は「ケイト」の“リップモンスター” 美容マニアの心をくすぐるコミュニケーションが鍵

 アイスタイルは8日、「アットコスメベストアワード2022」を発表した。2022年のベストコスメ大賞に選ばれたのは「ケイト(KATE)」の“リップモンスター”だった。21年5月の発売以降、「手に入らない希少性の高い製品」として常に話題に。断続的に新タイプの製品を販売するなど「美容マニアの心理をくすぐる飽きさせない販売手法」がヒットしたと分析する。総合2位は、「コスメデコルテ(DECORTE)」の美容液“リポソームアドバンストリペアセラム”、総合3位は「ナーズ(NARS)」のフェイスパウダー“ライトリフレクティングセッティングパウダー”がランクインした。総合トップ10製品全て過去の同ベストコスメアワードを受賞しており、発売から年月が経った製品が掘り起こされている傾向が見られた。

 23回目となる今年のベストコスメは、21年11月1日~22年10月31日に投稿された口コミ122万7889件(前年比1.09倍増)をもとに、対象アイテム5万3537品(前年比1288品減)から選出。口コミ件数は同アワード史上最多を更新したが、人気のある製品に口コミが集中した結果、対象アイテムは前年から減少した。同社によると、「一過性で終わらない消費」と「発売から年月が経った商品が掘り起こされる消費」の2つの消費動向が顕著に表れているという。生活者が新たに出合う製品は、発売の時期に関わらず新鮮に映る傾向があると分析する。

 アイスタイルの遠藤宗社長兼COOは、「今年の化粧品業界は、コロナ禍からまだ完全に復活はしていないが、徐々にブランドや生活者の行動がポジティブに動き出してきた印象を受けている。消費行動が大きく変わる中で、ブランドによるマーケティング活動も変わるきっかけとなった1年だった。これまで以上に『商品の価値を継続して伝えていくこと』が重要になってくると感じる1年でもあった」と振り返る。アイスタイルにおいては、東京・原宿の旗艦店「アットコスメトーキョー」の売上高が11月に過去最高を記録し、ビューティショッピングの祭典「アットコスメ ビューティデー」が大盛況だったという。「会社としても苦しい時期を過ごしてきたが、(業績は)かなり戻ってきているのではないかと感じる。アイスタイル、そしてアットコスメは、ブランドや生活者の信頼のもとに成り立っているサービスであり、会社である。われわれはその信頼を裏切らず、さらにこの信頼を上積みできるようにこれからもレベルアップしていく所存だ」と述べた。

 このほか、今後の生活者インサイトや美容トレンドを予測する「アットコスメ トレンド部」が「2022下半期トレンド予測」を発表した。キャッシュレスの影響から、化粧ポーチを持ち歩かない人が増加しており、今後は「小さいバッグやスマホショルダーにも入れやすいコスメ」へのニーズが高まると予測する。「ぶらさげるデザイン」「薄型」「ミニサイズ」が注目されると見なす。さらに、SNSやコロナ禍をきっかけに「美容医療」が身近にあり、ハイフやダーマペンなどの業界用語が一般に浸透しはじめていることから、「美容医療発想コスメ」が台頭すると予測。メイクにおいては、70年代後半から80年代にかけて都会的に洗練された「シティポップ」の世界観をヒントに、カラーの囲み目に束感まつ毛をポイントにしたメイクを提案。メイク全体の傾向として「盛り」傾向が復活する兆しがあるという。

「アットコスメベストアワード2022」

1位「ケイト(KATE)」“リップモンスター”
2位「コスメデコルテ(DECORTE)」“リポソームアドバンストリペアセラム”
3位「ナーズ(NARS)」“ライトリフレクティングセッティングパウダー”
4位「アンドビー(&BE)」“ブラックスポンジ”
5位「ウカ(UKA)」“スカルプブラシ KENZAN”
6位「デジャヴュ(DEJAVU)」“アイブロウカラー”
7位「セザンヌ(CEZANNE)」“超細芯アイブロウ”
8位「カネボウ(KANEBO)」“スクラビング マッド ウォッシュ”
9位「ランコム(LANCOME)」“ジェニフィック アドバンスト N”
10位「ヒロインメイク(HEROINEMAKE)」“スピーディーマスカラリムーバー”

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