ファッション

「洋服の青山」が初の受注生産 「アングリッド」元ディレクターを起用し企画

 青山商事が手掛ける「洋服の青山」は、この秋にリブランディングを図ったキャリア向けブランド「アンカーウーマン(ANCHOR WOMAN)」において、受注生産によるEC限定商品を発売する。受注生産による商品の販売は、「洋服の青山」で初めての試みになる。

 商品の企画には、クリエイティブ・ディレクターの高園あずさを起用。高園のアイデアのもと、型紙から作成したというアイテムは、ビジネスからオケージョンまで使えるジャケット(1万6500円税込、以下同)とパンツ(9900円)、ジレ(1万1000円)、スカート(8800円)を用意する。スタイリング提案として、ジャケット×パンツ、ジレ×スカートの2種類のセットアップを訴求する。

 ジャケットは、アームホールと肩幅を広くとったボックスシルエットでゆったりとしたサイズ感。パンツもジャケットのシルエットに合わせたツータック仕様のストレートにした。ジャケットの上衿とパンツのヒップポケットに使ったサテンが上品に仕上げたポイント。また、麻のようなシワになりにくい軽やかな素材を採用したジレとスカートはどちらにもボタンを使わず、シンプルなデザインに。スリットの入れ方やロングの丈感にこだわったスカートは、前後ろの2ウエイで着用できる。全てのアイテムが自宅の洗濯機で洗えるウォッシャブル素材を採用している。受注の予約は、「洋服の青山」公式オンラインストアで11月17日12時〜28日23時59分に受け付ける。23年3月下旬から順次発送する予定だ。

 2013年にスタートした「アンカーウーマン」は、“ビジネスシーンでも自分らしく着用できる幅広い仕事服の提供”を目指し、今秋リブランディングしたばかり。アパレルブランドでの経験が豊富で、20〜30代の中でも子育てする女性に支持を集める高園を起用することで、これまでにない仕事服の提案を掲げたという。なお、高園は商品企画だけでなく、撮影時のスタイリングやEC特設ページのデザイン構成も監修。彼女の公式ユーチューブチャンネルでは、骨格別や体型カバーの着こなしアドバイスや企画の裏側などを紹介する動画の公開を予定している。

 高園は、マークスタイラーが運営する「アングリッド(UNGRID)」のクリエイティブ・ディレクター を約8年間務め、今年からフリーランスとして独立。スキンケアブランド「イロイク(IROIKU)」の公式アンバサダーやビンテージ家具ブランド「アップタウン ファニチャー(UP TOWN FURNITURE」のソファーカバーのプロデュースなどを手掛けている。プライベートでは二児の母として知られる。

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