ファッション

青山商事が「麻布テーラー」運営会社を買収

 紳士服最大手の青山商事は28日、オーダースーツ「麻布テーラー」などを運営するエススクエアード(大阪、清水貞行社長)の全株式を取得すると発表した。取得金額は非公表。青山商事はオーダースーツを成長分野の一つと捉え、拡大戦略をとる。

 持ち株会社エススクエアードの傘下にメルボメンズウェアー、メルボ紳士服工業などがある。中でもメルボメンズウェアーが展開する「麻布テーラー」は高いブランド力で知られており、青山商事のスケールメリットと掛け合わせることでシェア拡大につながると判断した。エススクエアードの業績は非公開だが、「麻布テーラー」は全国で26店舗を運営している。メルボ紳士服工業は広島県と滋賀県に自社工場を持つ。

 仕事着のカジュアル化がコロナによって加速し、ビジネススーツ市場は強烈な逆風下にある。青山商事は飲食業やシェアオフィスなどのスーツ以外の事業を強化する一方で、本業のスーツ事業では知名度のあるブランドを取得することで着実に基盤を固める。

 エススクエアード、メルボメンズウェアー、メルボ紳士服工業の社長には、4月1日付で青山商事の岡野真二・取締役兼常務執行役員商品本部長が就任する。

最新号紹介

WWDJAPAN

アレッサンドロ・ミケーレが新生「ヴァレンティノ」を語る 2025年春夏パリ・コレクション特集

2024年10月14日発売の「WWDJAPAN」は、2025年春夏のパリ・コレクションを特集します。「WWDJAPAN」のパリコレ取材チームは8日間にわたり、毎日15以上のブランドを取材。その中で見えてきた傾向、皆さんが知っておくべき新デザイナーのクリエイション、そして彼らの思いをまとめたインタビューなどをお届けします。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。