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伊藤忠・繊維、21年度は純利益251億円 主要子会社が黒字化

 伊藤忠商事・繊維カンパニーの2022年3月期の純利益は前期比235億円増の251億円になった。海外事業の売却益で25億円を計上したほか、副資材卸最大手の三景やジーンズ大手のエドウイン、メンズアパレルのジョイックスコーポレーションなど主な子会社が黒字化した。23年3月期は260億円の計画。

 主な子会社の純利益は、ジョイックスが7億円(前期は8億円の赤字)、エドウインが16億円(前期は17億円の赤字)、三景が5億円(前期は82億円の赤字)、香港の伊藤忠テキスタイルプロミネント(アジア)が20億円(前期は9億円の黒字)、中国の伊藤忠繊維貿易(中国)が17億円(前期は11億円の黒字)だった。エドウインは固定資産の売却益10億円を計上しており、こちらは日暮里の旧本社の土地と建物の売却と見られる。21年3月期は三景が85億円の減損損失を計上するなど、主要子会社の構造改革を強いられたものの、22年3月期は「低重心経営」を掲げ、事業会社の立て直しに力を注いでいた。

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