ビューティ

資生堂傘下「ドランク エレファント」がタッチポイント創出に注力 4月以降は出店拡大

 資生堂傘下の米国発スキンケアブランド「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」は、国内で同ブランドの哲学や魅力を広げるべく、新しいタッチポイントの拡大に注力する。

 これまでポップアップショップを積極的に行いながら、2月には日本公式ツイッターを開設し、3月には世界に先駆けて公式サイトをオープンした。尾城友理 資生堂ジャパンドランク エレファント コミュニティマネージャーは、「ツイッターではお客さまのニーズに応えられるように、Q&Aの形式で発信するなどコミュニティーの声に寄り添いながら、温かい場にしたい。公式サイトはD2Cブランドとして重要なプラットフォームとして位置づける。診断コンテンツやチャット機能を導入し、顧客の満足度を高めていきたい」と話す。現在、三越伊勢丹のコスメEC「ミーコ(MEECO)」と、イセタン ミラーのルミネ新宿店とららぽーとTOKYO-BAY店に出店し、イセタン ミラーの東京ミッドタウン日比谷店とモール湘南店では3月31日まで期間限定で取り扱っている。4月以降は出店を広げ、リアルとデジタルで客との接点を拡大していく。

 「ドランク エレファント」は、4児の母であり当時専業主婦だったティファニー・マスターソン(Tiffany Masterson)が13年に立ち上げたブランドだ。自身の肌トラブルの経験から、6種の成分(エッセンシャルオイル、アルコール、シリコーン、紫外線吸収剤、香料/染料、界面活性剤)を除く“成分引き算主義”を掲げ、肌に刺激になりにくいpHレベルを考慮しながら全ての原料が肌になじみやすいように設計。口コミで人気が広がり、SNSを通じたファンとのコミュニケーションを製品開発などに生かしている。19年にはブランド立ち上げから7年で売上高100億円を突破。同年、資生堂が買収し、21年10月に日本に上陸した。

 4月1日には、バーム状保湿クリーム“ワンダーワイルド Mバター”(52.8g、税込4400円)を発売する。同ブランドのキー成分であるマルラの実から抽出したマルラバターをはじめ、植物由来バターや植物由来オイルを配合。目元や唇を含む顔とボディーに使え、乾燥ダメージを受けた肌をケアする。

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