クラフトジンブランド「ホロン(HOLON)」は、創立5周年を記念し、ブランド初となるノンアルコールジン“ホロン ジン オリジナル 0.00%”(200mL、2500円/500mL、4800円)を発売した。その日の体調や気分に合わせて選べる新たな選択肢として提案する。また、これに合わせて既存の“ホロン ジン オリジナル“もリニューアルした。
「ホロン」は「心身を整えるアルコール体験」を目指して誕生
堀江麗代表は、学生時代にインド北部を旅行した際、チベット仏教の思想に触れたことをきっかけにマインドフルネスに関心を持ち、ヨガや瞑想を実践するようになったという。また、現地の寺院でダライ・ラマ法王と交流する機会があった。その後、法王の弟子がグーグル(GOOGLE)で立ち上げたマインドフルネス研修に関心を持ったことから同社に入社し、在籍時には研修講師も務めた。こうした経験なども、ブランド立ち上げの原点の一つになった。堀江代表は、マインドフルネスをより身近な形で届ける方法を模索していたという。
ブランド創立の背景については、「体質的にお酒がほとんど飲めず、飲み会も苦手だった。お酒との向き合い方を考えていた時にクラフトジンと出合い、学生の頃から関心のあったマインドフルネスという概念と、ジンを飲んだ時の感覚が重なった。心身を整えるアルコール体験を届けたいとの思いから『ホロン』を立ち上げた」と語る。
第1弾商品は、一般的なジンよりもアルコール度数を低く抑えた35%の“ホロン ジン オリジナル”だった。炭酸水などで割ることで、度数3〜5%程度のローアルコールとして飲むことができる。その後、季節の素材や養生に用いられてきたボタニカルを使用したシーズナルシリーズ(全4種、各200mL、各2800円/各500mL、各5900円)を展開。2024年には、「空模様のように移ろう日々の心身に寄り添うジン」をコンセプトにした“雨”“晴”(各200mL、各2800円/各500mL、各5900円)を発売した。全商品のアルコール度数を30%台に設定している。堀江代表は、「アルコールが苦手な人からも支持を集めてきた。以前からノンアルコール商品を望む声があり、今回の開発につながった」と話す。

新商品に熊本産いぐさと北海道産ハマナスの花を使用
新商品の“ホロン ジン オリジナル 0.00%”は、熊本産いぐさと北海道産ハマナス(日本在来のバラ)の花を主要なボタニカルとして採用した。深呼吸したくなるようないぐさの青々しさや土の香りに、野性味のあるハマナスのフローラルな香りが重なる。最後に、お香のようなパチュリが静かな余韻を残す。アルコール入りの“オリジナル”も、ノンアルコール版と同じ香りと味わいにリニューアルし、ラベルデザインも刷新した。
堀江代表は、「新商品はお酒が飲めない人だけでなく、『今日はお酒を控えたい』という人にも、選択肢の一つとして提案したい」と話す。また、「『ホロン』は“マインドフル・ドリンキング”を掲げている。ただ飲むだけではなく、飲む前後も含めて香りを味わい、心身の状態に意識を向けてほしい」と続ける。
海外展開も拡大 缶商品の開発も視野に
現在の人気商品は、“オリジナル”に加え、シーズナルシリーズの“金木犀”と“雨”だという。「将来的には、“金木犀”のノンアルコール版も作りたい。ただ、ノンアルコールのボトル商品は一般的には少しハードルが高い面もある。今後は缶など、より気軽に手に取ってそのまま飲める形での商品化も視野に入れている」と明かした。
「ホロン」は現在台湾と香港でも販売しているほか、8月11日にはオーストラリア・メルボルンでポップアップイベントを開催するなど、海外展開も強化している。