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注目成分は「グリシルグリシン」、「毛山」への関心も増加 「アットコスメ」口コミで見えた美容液の最新ヒット傾向

夏は、紫外線ダメージや皮脂・毛穴など、さまざまな肌悩みが顕在化する時期だ。近年は手頃な価格帯の商品も増え、美容液は日常のスキンケアに定着している。ユーザーはどのような基準で美容液を選んでいるのか?今回は「アットコスメ(@COSME)」に寄せられた美容液の口コミから、西原羽衣子アイスタイル「アットコスメ」リサーチプランナーがヒットの傾向を解説する(集計期間2026年8月1日~31日)。

「グリシルグリシン」が台頭

ーー美容液の口コミで象徴的に使われているワードは?

西原羽衣子アイスタイル「アットコスメ」リサーチプランナー(以下、西原):8月は「グリシルグリシン」のワード出現が増加した。「メディキューブ(MEDICUBE)」“グリシルグリシンPORETIGHT10セラム”(30mL、3000円)や「セラディックス(CELLADIX)」“グリシルグリシン3.0ポアセラム”(30mL、3690円)といった韓国ブランドがけん引した。口コミでは「すり鉢状に開いてしまった毛穴まわりの肌を滑らかに整えてくれる」「皮脂で開きがちだった小鼻脇のキメが整い、ファンデーションの毛穴落ちが目立たなくなった」などの声があり、毛穴へのアプローチが期待されている。

アットコスメ8月「美容液」口コミ件数TOP5

1位「SK-II」
“フェイシャル トリートメント セラム”

「7月に発売された新商品が、早くも美容液の口コミ件数1位となった。口コミでは『ハリ・艶・もちもち感』を翌朝には実感できる点が高く評価されている。発売の数カ月前から話題醸成が行われていたことに加え、べたつかずに保湿できる軽やかなテクスチャーや、上品なフローラルの香りも支持されている」(西原)。

2位「オーディナリー(THE ORDINARY)」
“N10+Z1フェイスセラム”

「ナイアシンアミド10%の高配合処方で、コスパが良いと評価されている。高価格帯の商品に良い成分が配合されていることは、生活者にとってある意味『当たり前』になっているのかもしれない。一方、手頃な価格帯の商品では、配合成分が品質の保証や安心材料として、より話題になっているようだ。また『さらっとした使い心地が夏向き』という季節的な言及が増加し、『メイク前の皮脂コントロール』を目的とした使用がほかの月より多く語られた」(同)。

3位「ハク(HAKU)」
“メラノフォーカスIV”【医薬部外品】

「ほかの商品と比べ、リピーターからの支持によってランクインした商品だ。口コミでは『美白といえば「ハク」』というブランドへの信頼感と、医薬部外品としての安心感についての言及が多い。『夏だから念入りに使う』『紫外線対策・日焼け後のケアのために購入』『この夏こそシミを増やしたくない』といった紫外線シーズン特有の購入動機が増加しており、夏のブライトニング需要がうかがえる」(同)。

4位「アヌア(ANUA)」
“アゼライン酸15 インテンスカーミングセラム”

「アゼライン酸15%配合による皮脂抑制や毛穴ケア、肌の鎮静効果への期待が寄せられている。さらっとしたテクスチャーで、ニキビ肌やオイリー肌でも取り入れやすい点も評価されている。特に8月は『夏の皮脂・テカリが気になり購入』『朝使っても化粧崩れしない』『暑い時期の脂っぽさ対策』といった夏の肌悩みに直結した記述がほかの月より目立ち、皮脂ケアとしての期待が高まった」(同)。

5位「コスメデコルテ(DECORTE)」
“リポソーム アドバンスト リペアセラム”

「『肌の治安を守るお守り美容液』として長年支持される商品が、8月もランクインした。口コミでは『使うと使わないとで肌の調子が明らかに違う』『使わないと不安』などと語られ、肌の調子を保つための存在として定着している様子がうかがえる。『この時期は強い紫外線を受け、空調で乾燥し、肌にとって過酷だと感じる。そんな“夏バテ肌”もしっかり立て直してくれる』と、夏の肌環境についての記述もあった」(同)。

毛穴悩みの新たなキーワードは「毛山」

ーー8月に美容液以外で好調だったカテゴリーは?

西原:洗顔料、中でもジェルタイプへの口コミが好調だった。グリシルグリシンと同様に毛穴ケアへの期待が高く、毛穴への関心の高さがうかがえる。「エスト(EST)」“クラリファイイング ジェルウォッシュ MED”【医薬部外品】(130g、5280円)、「ビオレ(BIORE)」“おうちdeエステ ディープクレイ洗顔”(180g、1237円※編集部調べ)、「ルナソル(LUNASOL)」“ポリッシングクリア ジェルウォッシュ”(150g、3850円)などが人気をけん引した。

これらの商品に共通するのは角栓・毛穴ケアや、肌のざらつき改善への期待だ。中でも「エスト」が提唱する「毛山(けやま)」への言及の増加に注目している。毛山とは、角栓によって毛穴まわりの肌が盛り上がって見えること。口コミでは「毛山への効果が絶大で、肌全体を滑らかに導いてくれる」などと語られている。単に黒ずみや角栓を取り除くだけでなく、毛穴まわりの凹凸や肌表面の滑らかさへと、毛穴悩みの関心が広がっている。

ーー今後注目のキーワードなど、“トレンドの芽”は?

西原:8月は、「跳ね上げアイライン」「ノーグルーのつけまつげ」の口コミ件数の増加が目立った。メイクアップカテゴリーでは最近リップメイクが好調だったが、久しぶりにアイメイクに関する話題が増加した。8月という季節柄、汗や湿気に負けず、きれいな跳ね上げラインを保てるアイライナーや、グルーなしで手軽につけられるつけまつげが注目された。締め色(濃い色)を使わないアイシャドウパレットなど、ナチュラルでミュートなアイメイクの人気が長らく続いてきたが、インパクトのある目元メイクが復活するかもしれない。

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