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ミルボンの2021年通期決算は売上高415億円 コロナ以前の19年対比でも伸長

 ミルボンの2021年12月期の連結決算は、売上高が前期比16.4%増の415億円、営業利益が同22.3%増の78億円、経常利益が同23.6%増の71億円、純利益が同21.5%増の51億円と増収増益だった。コロナ禍においても代理店と協働して、サロンに寄り添う活動を継続した結果、売上は好調に推移。新型コロナウイルスの影響を受ける前の19年対比でも14.7%の増収となった。

 部門別では、ヘアケア用剤部門が同15.8%増の244億円。プレミアムブランドが同25.6%増とヘアケアの売上の成長をけん引した。「オージュア(AUJUA)」は21年2月に発売したブリーチによる毛髪内ダメージをケアするヘアケアシリーズ「リペアリティライン」が年間目標を60%上回って着地。「グローバルミルボン(MILBON)」は各国で窓口作りが進んだことに加え、新ライン「プレミアムボジション」が計画には未達であったものの、順調に推移した。また、20年6月に開設した「オージュア」「グローバルミルボン」「ヴィラロドラ(VILLA LODOLA)」「インプレア(IMPREA)」を扱うBtoBtoC型のECプラットフォーム「milbon:iD」はサロン登録件数が3254軒に到達。登録会員数は約17万人と修正目標値を大幅に上回った。

 染毛剤部門は同17.6%増の148億円。デザインカラーへの需要が継続し、多くの顧客がブリーチをリピートして取り入れている流れを受け、「オルディーブ アディクシー(ORDEVE ADDICTHY)」が好調だった。

 化粧品部門は同60.6%増の5億円。大幅に伸長したものの、タッチアップ等の紹介活動が制限された影響もあり、年間計画の6億4000万円には届かなかった。今後はサロン全スタッフでの取り組みを推進し、既存店の活性化による市場拡大を図る。

 地域別では、主要3カ国に位置付けているアメリカが同89.3%(実質増減率)増、中国が同26.9%(実質増減率)増、韓国が同25.1%(実質増減率)増といずれも好調で、売上高における海外の比率は19%まで高まっている。

 ミルボンはコロナ禍における人々の行動様式・価値観の変化に対応するために、19年から展開していた5か年中期事業構想2019-2023」を20年7月に停止。20年7〜21年12月までの18カ月間を、新・中期事業構想(2022-2026)への準備期間として、「Change the Stage 18Month Missions!(18カ月ミッション)」を策定し、取り組んできた。18カ月ミッションでは、「店販」「教育」「商品」「社内施策」の4つのステージで25のミッションに取り組み、うち17ミッションを期間中に達成できたという。これによりコロナ禍で打撃を受けたものの、21年12月期は元の成長軌道へと戻すことができた。

 新・中期事業構想(2022-2026)では、「教育を中心としたフィールド活動によって、世界の国・地域の美容に地域貢献し、日本発(初)、世界No.1のグローバルプロフェッショナルメーカーを目指す」をミルボン グローバルビジョンに据える。26年には連結売上580億円、連結営業利益108億円(営業利益率18.6%)を目標に掲げる。