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東京五輪・日本選手の赤いウエアが販売好調 「アシックス」のTシャツやジャケット、ファミマでは売上5倍に

 「アシックス(ASICS)」が手掛ける東京オリンピック・パラリンピックの公式応援グッズ“チームレッドコレクション(TEAM RED COLLECTION)”が売れている。日本人選手のメダルラッシュを受けて、選手が着る赤いTシャツやジャケットが注目されるようになった。Tシャツを扱うファミリーマートでは、オリンピック開幕前の1週間(7月15〜7月21日)と比べて、開幕後の1週間(7月22〜7月28日)は売り上げが約5倍に跳ね上がった。「アシックス」公式ECや原宿の旗艦店への流入も増加しており、サイズ欠けが目立つアイテムや、「反響を受けて追加生産を検討中の品もある」(アシックス広報担当者)という。

一番人気はTシャツ

 アシックス直営店の一番人気は、もっともスタンダードな“RED Tシャツ”だ。ファミリーマートでも扱うノーマルフィット(税込3300円)のほか、ユナイテッドアローズやビームス、エミなどのセレクトショップで扱われているビッグシルエット(税込3850円)とロングスリーブTシャツ(税込4400円)、前見頃を短くしたウィメンズシルエット(税込3300円)がそろう。デイリーに着用されることを目指し、ファッション性にこだわったモデルで、中には企画から大手アパレルが参加した型もある。

表彰台ウエアも注目集まる

 表彰台で選手が着用するジャケットとデザインを連動させた“ポディウムジャケット”(税込2万2000円)も人気だ。通気性の高いオリジナルのジャカードメッシュを全面に使い、高温多湿な日本でも快適に使える機能性を追求。フロントには、左右のパーツを重ねるだけでスムーズに噛み合うファスナーを採用している。エンブレムデザインや一部の仕様を除き、本物を忠実に再現したレプリカモデルは、税込4万7300円と高額ながら、公式ECでXS、XL〜3XLが完売している(7月29日17:00時点)。

 その他、ロゴマーク付きのマスク(税込1100円)やタオル(税込1980円)もよく動いている。インパクトのあるウエアと比べて、サラッと使える点が支持されているようだ。

無観客の障壁を越える

 応援グッズは本来、スタジアムで着たり、お土産にしたりする目的が多い。緊急事態宣言の外出自粛や無観客観戦が販売の打撃であることは間違い無く、実際に一昨年のラグビーW杯のような即完売にはなっていない。それでも、テレビ観戦の気分を盛り上げようと買い求める人が増えている。スポーツメーカーにとっては明るいニュースだ。

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