ファッション

「アルバイト募集に800人」 韓国セレクトショップ「エーランド」が10月8日渋谷に1号店

 アダストリアが日本でライセンス展開する韓国発のセレクトショップ「エーランド(ALAND)」は、第1号店となる路面店「エーランド トーキョー」を東京・渋谷に10月8日オープンする。

 「エーランド」は2005年設立のファッションやコスメ、雑貨など700種類以上のブランドを取り扱うセレクトショップ。韓国国内では明洞、ホンデ、カロスキルなど直営9店舗を持ち、コロナの影響が出るまでは日本をはじめとする観光客にも人気のスポットだった。海外では米ニューヨーク、タイなどに店舗がある。

 9月30日、同社は「エーランド トーキョー」のオープンに関するメディア向けのオンライン発表会を実施した。登壇したのは、「エーランド」日本展開の仕掛け人である北村嘉輝アダストリア取締役営業統括本部長。「韓国に行くたびに『エーランド』の店舗を訪れていたが、その都度ガラリと変わる店内やラインアップが面白いショップという印象だった。同時に、どうして日本には店舗がないのだろうと思っていた」。そこで現地の知人を介して「エーランド」の創業者で女性社長のジョン・ギナム氏とコンタクト。「1300店舗以上を構える当社の店舗開発・運営のノウハウ」をアピールし、日本展開における協業に取り付けたという。今後、「エーランド」で買い付けるブランドは同社のEC「ドットエスティ(.ST)」でも販売する。将来的には国内で30店舗体制を目指す。

 「エーランド トーキョー」のロケーションは宇田川通り沿いの西武渋谷店B館隣で、元「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」渋谷店が入居していたビルの1〜2階。627平方メートルの店内は1階がコスメ・雑貨(SKU全体の3割)、2階がウィメンズ・メンズファッション(同7割)という構成で、内装は韓国の「エーランド」店舗も手がけたデザイナーに依頼し、韓国の路地裏をイメージした空間に仕上げた。スタート時の取り扱いブランドは「QT8 ガーメント」「カバーナット(COVERNAT)」「RSVP」など50〜60ブランド。アダストリアの既存ブランドの商品は置かず買い付けの韓国ブランドで構成し、「エーランド」のオリジナル商品の開発なども念頭に「将来的には100ブランドまで拡大する」。そのほか「店舗スタッフは自分が好きな服だけをお薦めする」「店内は客が自由に撮影できる」など、韓国の店舗でも採用されるユニークなルールを採用する。

 店舗オープンに際し、アルバイト募集には約800人の応募があったという。発表会の後半は、ファッション・ビジネスジャーナリストの松下久美がコーディネーターとなり、タレントでスタイリストの深海、韓国トレンドライターの高井香子とともに鼎談を実施。日本で韓国ブームが加熱する理由や、韓国のファッション、ビューティトレンドをテーマに議論した。「日本のブランドは皆が着られるアイテムを提案するから同質化しがちだが、韓国のブランドはオリジナリティーにこだわる。着る人を選ぶようなエッジィさがあるが、若い世代はそれをパズルのように組み合わせ、コーディネートを楽しんでいる」(深海)、「メイクアップ後の顔を撮影してSNSにアップするのが一般的だった時代に、韓国ではコスメの物撮りをするのがすごく早かった。『エーランド』では思わず手に取ってしまうような“映える”コスメがそろっている」(高井)などといった意見が出た。

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