ファッション

容器循環型ショッピングプラットフォーム「ループ」が今冬パイロット版をスタート 本格始動は来年3月で化粧品などが参加

 ループ・ジャパンは循環型ショッピングプラットフォーム「ループ(LOOP)」のパイロットプロジェクトとして、再利用容器を使った弁当や惣菜の販売プロジェクト「ループ テイクアウト 弁当(Loop Takeout Bento)」を12月1日に開始する。期間は来年2月1日までの約10週間の予定で、三菱地所や森ビルが参加し東京・大手町エリアと六本木エリアで販売する。同プロジェクトは東京都の「プラスチックの持続可能な利用に向けた新たなビジネスモデル」に選定され、補助金を受けて実施される。

 プロジェクトでは、弁当の空き容器を回収・洗浄したのち再利用する。弁当は特定オフィスの社員限定で、一般消費者向けには小売店で総菜を販売する。価格は未定。一日の想定販売数は弁当が約35個で惣菜が約50個。容器を返却すると、次回購入時に使えるクーポンが配布される。

 同社は今回の試みについて、「サーキュラーエコノミー(循環型経済)のモデルケースとなり、使い捨てプラスチック削減に貢献する可能性がある。『ループ』のパイロットプロジェクトと位置付け、システム運用を検証し改良につなげていく」としている。なお、今秋を予定していた食品や日用品の容器再利用事業「ループ」の本格運用は来年3月に延期。日本ではサーキュラーエコノミーでの日用品販売の実施例がほとんどないことから、確実な運用のために小規模での試験運用を行うことになった。

 来春の「ループ」本格運用には、小売店のパートナー企業としてイオンが、ブランドパートナー企業として資生堂、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン、ユニ・チャーム、大塚製薬、NS ファーファ・ジャパン、ネイチャーズウェイ、フィッツコーポレーション、味の素、キッコーマン、キリンビールなど16社が参加する。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。