ファッション

夏の中だるみコーデに喝! “タイダイ柄”でマンネリ解消

 残暑の時期に入りましたが、夏の後半はコーディネートもマンネリ気味になりがちです。このあたりで中だるみに喝を入れるなら、絞り染めの“タイダイ柄”がおすすめ。サーファールックでおなじみのぼかし染めが夏気分をもう一度高めてくれます。さらに、勢いが続く70年代ヒッピーのトレンドも取り込めるので、マルチカラーやグラデーションなどを生かせば、サマールックにスパイスも加わりそうです。

 Tシャツでおなじみのタイダイ柄ですが、ウィメンズでは「イロジカケ(IROJIKAKE)」のような、フェミニンなワンピースにまでバリエーションが広がってきました。タイダイ柄の魅力はポジティブな気分と自由感。一枚で華やかに映るのも、薄着のサマーコーディネートではうれしいメリットです。そこで、今回は進化系のタイダイ・ルックをピックアップ。夏の後半戦にパンチを加える着こなしに役立ててみて。

タイダイ・ボトムスで気分を上げる スポーティーなトップスと好相性

 グラデーション風のタイダイが増えています。「アウラ アイラ(AULA AILA)」はデニムのブリーチを思わせるぼかしタイダイで、ロングスカートをエレガントな見え具合にアレンジ。スポーティーなメッシュトップスと合わせて甘さを抑えるのが、全体のバランスを整えるコツです。タイダイにはヒッピー感が伴いますが、あえて雰囲気の異なるアイテムを合わせると、こなれたミックスコーディネートにまとめられます。

 ヒッピーと縁が深いタイダイは、めくるめく色使いのサイケデリックカラーとも好相性。2枚目の「77 サーカ(77 CIRCA)」はマルチカラーのパンツにタイダイを生かしました。ナンバリングモチーフのスポーティーなトップスとのコンビネーションで、いっそうアメリカ西海岸風のムードに。気の滅入ることが多いご時世だからこそ、イエローやピンク、そしてタイダイで気持ちを盛り上げていきましょう。

リラックスワンピースにグラデーション染め ダイナミックな着映えに

 ワンピースにタイダイを迎えると、面積が広い分、ダイナミックな着映えに仕上がります。マルチカラーの帯状グラデーションが装いにリズミカルな動きを添えた「コンバース トウキョウ × ミュベール(CONVERSE TOKYO x MUVEIL)」のコラボレーションワンピースは、ハイカットスニーカーとも色を合わせて鮮やかに演出。リズミカルな動きを添えて、自然な落ち感も引き出すことに成功しています。

 逆に、ブルー系を使ったクールなタイダイ・ルックはまさに夏向きの装い。さわやかな印象を強めるなら白とのコンビネーションが効果的です。2枚目の「ミディウミソリッド(MIDIUMISOLID)」は、ブルーのタイダイが涼やかさいっぱい。裾広がりの伸びやかなシルエットは、ボディーに張り付かないゆったり感が見るからに心地よさげ。パートナー色の白が清潔感を印象づけると同時に、ブルーの深みを引き出しています。

タイダイTシャツで即効ヒッピースタイル ジェンダーレスな雰囲気もプラス

 真夏の主役アイテムであるTシャツは、タイダイとの相性が抜群。さっぱりして見えすぎるところのあるTシャツも、華やかな色のタイダイを生かせば、サマールックに程よい主張を呼び込んでくれます。「ハフ(HUF)」のオレンジ系タイダイTシャツは強めのメッセージプリント入りで、反骨ムードを匂わせています。さらに、切りっぱなしのデニムパンツを添えて、70年代ヒッピー感を演出。葉っぱモチーフのソックスも組み込んで、ありきたりを抜け出すコーディネートの出来上がり。

 トレンドが続いているレインボーカラーは、多様性のシンボル。Tシャツで取り入れると、一気にジェンダーレスな雰囲気が出ます。2枚目の「チャンピオン(CHAMPION)」のサイケデリック調の花柄風モチーフには、フラワーチルドレンのスピリットまで宿っているかのよう。レオパード柄のパンツは“柄×柄”コーデの決め手。装いにパワーも添えています。

 今年のタイダイ柄は、これまでに比べてバリエーションが多彩。薄着でマンネリ感が増しがちなサマールックにインパクトやサプライズを持ち込んでくれるので、“着こなし中だるみ”を打破する点で頼りになります。

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

最新号紹介

WWD JAPAN

デジタルコマース特集2020 コロナで変わったもの/残すべきもの

「WWDジャパン」10月26日号は、デジタルコマース特集です。コロナ禍でデジタルシフトが加速し、多くの企業やブランドがさまざまなデジタル施策に注力していますが、帰るべきものと残すべきものの選別など、課題が多いのが現状です。今年はそんな各社の課題解決の糸口を探りました。巻頭では、デジタルストアをオープンしたことで話題の「シロ(SHIRO)」の福永敬弘=専務取締役やメディアECの先駆け的存在「北欧、暮…

詳細/購入はこちら