フォーカス

メイクは見てもらいたい派?自分で楽しみたい派? 編集部員のお家メイクの楽しみ方

 弊社のリモートワーク推奨から1カ月以上が経ちました。最初のころはそれでもまだ出勤することも多かったですが、緊急事態宣言を前にほぼ会社に行くことはなくなり、今では家で仕事することが当たり前。 ZoomやTeamsといったオンライン会議も慣れてきました。リモートワークで話題に上がるのが、ファッションやメイク。楽な部屋着やノーメイクといった人も多いのでは?オンライン会議の時だけ、ちょっと着替えたり、ちょっとメイクしたり……。「WWDビューティ」編集部員も同様のようですが、中には意外な答えをする人もいました。

 編集部員の多くの人は、リモートワークになってメイクをすることが少なくなったと言います。例えば、オンラインでの取材や会議の前に、ささっとメイク。そこで注意しているのが、リップだそうです。「オンライン会議だと、“映り”が勝負。そこで重要なのはリップ。目元は簡単に仕上げて、リップをしっかり引くと顔が華やかに映りいいんです」と言うのです。加えて、照明が当たったようなアプリを入れているという人もいました。そんな中、自宅なのにマスク姿の人がちらほら。その真意を尋ねると、「目元以外のメイクをしてないから」との返事。なるほど。ささっとのゆるいメイクができない、ちゃんとメイクしないと気が済まない人は、目元フォーカスで、後は隠すようです。

 そんな家でもマスクをする人もいるようですが、外出する際のマスクは今となっては必須ですよね。外に行くわけなので、ソーシャル・ディスタンシングとはいえ人から見られることも意識したりして。編集部員の一人は、「久々に外に行くとなると、これまで以上に気合いを入れてメイクをする」と答えていて、中でもマスクをすることからやはり目元に注力するそうです。

ブランドは既存人気製品のPRを強化

 そういった状況を受けてか、これまで長く続いたリップトレンドから、ここへきてアイメイクに注目が集まりはじめ、各ブランドからもアイ製品に力を入れた発信が増えています。ビューティ企業の強さは、このコロナより前から、新製品だけでなく既存品で戦略製品を決めて発信を強めることなんですが、このコロナでそれはより強くなっていると感じます。

 例えば、「NARS」は、発売から1年が経ち好評の「NARS ヴォワヤージュール アイシャドーパレット」(4500円)で、これまで1種のみの販売だったアットコスメ ショッピングでの取り扱いを全5色に増やしています。この状況で店頭に足を運べない人に向けた発信です。「M・A・C」は、各カテゴリーの人気トップ3アイテムを発表しました。リップに並んで、アイシャドウは王道ベージュと並ぶ人気がテラコッタ&バーガンディーカラーが好調とし、単色1位は「パウダー キス アイシャドウ デボーテッド トゥ チリ」(2900円、写真左中央)、2位は「エクストラディメンション アイシャドウ スウィート ヒート」(2900円、写真左上)、3位は「パウダー キス アイシャドウ ワット クラウト!」(2900円、写真左下)が挙がりました。パレットでは「スモール アイシャドウ × 9 バーガンディ タイムズ ナイン 」(5400円)が1位です。

 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は、春夏シーズンのピックアップ製品として既存の人気製品からスキンケアに加え、目元にフォーカス。オンライン会議などで気になる眉を整える「アイブロウ ペンシルY」(3200円)や、カールがへたらない「マスカラ ヴォリューム エフォシル カラーSP」(4400円)などをオススメしています。「レブロン(REVLON)」は、オンライン飲み会にはラフな血色感がカギとして「レブロン パーフェクトリー ナチュラル ブラッシュ」(1600円)が挙げられています。家が中心の生活の中でも、目元や頬をカラフルに演出しているようですね。

家の中で新しいメイクに挑戦でストレス発散も

 編集部員からは「普段は毎日外に出て人に会うことが多いので、奇抜なカラーは敬遠しがちだけど、こういう時だからこそ、家で思いっきり冒険したカラーを試している。例えばたくさんラメが入ったアイシャドウとか、これまでできなかったことが試せて楽しい」との意見もありました。さらには、「外に行けなくてフラストレーションが溜まっている。だからメイクぐらいはしっかり楽しみたい」と、今だからこそ、毎日違ったメイクでストレスを解消しているみたいです。今回、編集部員から上がった声を拾うと、家にいて誰かに見られることがない、オンライン会議だけだからということから、簡単に、でも目元だけは、口元だけのどちらかをきちんとしてメイクを済ませる派と、逆に今だからこそ、誰かに見られるからではなく、メイクを楽しみたい、チャレンジしてみたいと家にいながらにして、新しいメイクに挑戦する派に分かれることが分かりました。いずれにしても、メイクはやっぱり女性にとってパワーを与えてくれているものなんですね。