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「グッチ」がサステナビリティに関する10のことを発表 「アースデー」に合わせ

 ケリング・グループの「グッチ(GUCCI)」は、「アースデー(Earth Day)」の4月22日にサステナビリティに関する10の取り組みを発表した。

 サプライチェーンの労働者の支援やファッション産業の透明化を目指す英国のNPO、ファッション レボリューション(FASHION REVOLUTION)が毎年発表している「ファッション透明性インデックス (Fashion Transparency Index )」の2020年度版で「グッチ」は、ラグジュアリーブランドとして最高スコアで評価され、2年連続で1位を獲得した。前年度の40%から48%までスコアが向上し、ポリシーとコミットメントの項目では250の参加ブランドのうち唯一の満点評価となった。

 「グッチ」がこれまでに実現してきた10の主要な取り組み下記の通り。

1. 自社およびサプライチェーン全体でカーボンニュートラルを実現
2018年からに開始した同取り組みにより、世界中で110.2万haの森林を保護している。

2. 「CEO カーボンニュートラル チャレンジ」を提唱
19年11月にマルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)社長兼最高経営責任者(CEO)が、あらゆる業界のCEOらに向けて提唱した。早急な温室効果ガス削減のためには既存のテクノロジーやソリューションでは十分な成果が得られない事実を訴え、企業はただちに責任を果たす必要があると呼びかけた。これまでにザ・リアルリアル(THE REALREAL)などが参加を表明している。

3. 動物が登場する広告キャンペーンに関して、媒体費の0.5%をライオンズシェア基金に寄付
国連開発計画(UNDP)主導のもとに18年9月に発足したライオンズシェア基金では、象の密猟減少のために成果を上げている。「グッチ」はこのパートナーシップを通じて絶滅危惧種とその自然生息地の保護を支援している。

4. 環境損益計算書で環境への影響を透明性の高い状態で公開
製品を作ってから商品購入者の手元に届くまでのプロセスにおける温室効果ガス排出量、水質汚染、大気汚染、水利用、廃棄物の発生、土地利用についての詳細を測定し、公開している。

5. 25年までに環境への負荷の40%削減を目指す
18年実績ではそれまでの3年間に16%の削減を達成した。また、同期間内に温室効果ガス排出量を50%削減を目指す。

6. ショップ、オフィス、倉庫でクリーンエネルギーを活用
現在約80%がクリーンエネルギーで運営されており、今年中に再生可能エネルギーの100%活用を実現する見込みだ。

7. サステナブルな素材の開発と調達
オーガニック素材やバイオ素材、再生繊維の開発と調達、および製造効率の改善に取り組んでいる。

8.「グッチ アップ プログラム」で循環型アプローチ
同プログラムでは製造中に発生するレザーテキスタイルの端切れをアップサイクルしている。18年にはこの取り組みによりレザー11tが再利用され、約4500tのCO2発生を抑制した。

9. レザー加工の工程を最小限にする「スクラップレス プログラム」
レザーを型に切り抜いてから加工することで、工程を最小限にして水と化学物質の使用量と廃棄物を削減した。さらに、レザー加工のメタルフリー化やクロムフリー化を推進し、25年までに100%導入を目指す。

10. パートナーやステークホルダーとの協業
19年に「ファッション協定(The Fashion Pact)」に調印し、気候、生物多様性、海洋の分野において具体的な共通目標の実現に取り組むことを誓約した。