ニュース

随時更新:イベント中止&撮影中止 出版社へ広がる新型コロナの影響

4/9追記:政府の緊急事態宣言発令を受け、各出版社は対応を発表した。小学館の女性メディア局では発令期間中、編集ページの撮影を原則中止することを決めた。タイアップに関しては、「1案件ずつ個別に検討し、安全性を第一に考慮した上で判断する」としている。また、現時点では各媒体の発売日の変更や休刊、合併号の刊行は行わない予定だという。

講談社の女性メディアを運営する第二事業局では5月6日まで、対面での打ち合わせや食事、撮影立ち合いを避け、電話やメール、ビデオ会議での対応を行う。媒体の刊行に関しては、企画の変更などの可能性はあるが、現状変更の予定はないとしている。

光文社も対面を伴う打ち合わせや取材、撮影活動を自粛、中止する。刊行誌によっては合併号となる場合もある。次号の発売に関しては、「社会情勢を見極めつつ、関係各社との調整のうえ決定する」としているが、4月中の発売は予定通り行うものの5月、6月初旬発売の号は刊行を見送るようだ。宝島社は5月6日まで全社屋への立ち入りを原則不可とし、対面での打ち合わせ、取材等は避ける。「5、6月の雑誌発売に関しては中止の予定はないが、編集内容は一部変更となる場合がある」と発表している。

4/7追記:集英社は4月7~21日の間、第6~10編集部、女性誌企画編集部、エディターズ・ラボにおける撮影をともなう取材、社外スタッフを含む対面での打ち合わせを自粛・中止することを決めた。期間は延長する可能性もある。発行媒体によっては合併号の発行などに変更し、刊行回数を減らす場合もあるという。

 新型コロナウイルスの影響で、雑誌の付録の製造と納期に遅れが生じ、発売日の延期や付録なしでの販売対応などに追われる出版社が相次いでいるが、その影響はイベントや誌面の制作などにも広がっている。

 既に付録関連で大きな影響を受けていた宝島社は5~6月に開催予定だった媒体主催のイベントを全て中止すると発表。5月28日に予定していた60代の女性向けファッション誌「素敵なあの人」の「素敵サロン」や30日に予定していた「リンネル」の「心地よい暮らしフェスタ2020」、6月22日に予定していた「スウィート(sweet)」の「スウィート コレクション2020」の開催を見送った。イベント中止に関して同社は「新型コロナウイルス感染症拡大の現況を受け、お客さまおよび関係者の健康・安全を最優先に考慮した結果」だと発表している。

 また、文友社(元ぶんか社)は「このような状況で多くの人数が集まる撮影を実施することは、個人の生命を危険にさらすことと判断した」として4月末までの撮影を中止。これに伴い同社が発行する女性誌3媒体の5~6月の発売日を変更した。5月15日発売予定だった「ジェリー(JELLY)」7月号は6月17日に、5月20日発売予定だった「ラ・ファーファ(la farfa)」7月号は6月20日に、6月8日発売予定だった「ジーナ(Gina)」夏号は7月6日に変更した。

 また、主婦の友社が発行する女性誌「レイ(Ray)」も発売形態を変更。7月号(5月23日発売号)を8月号との合併号として販売し、6月23日には発行しないことを決めた。同社は「この数週間の急激な状況の変化に対応しつつ、読者に有益な情報を発信し続けること、すべての取引先との関係を維持していくことを考え、従来の企画と雑誌の作り方を見直して進めることにした」とコメントしている。

新型コロナウイルスの最新記事はこちらから