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欧州企業の年次報告書から学ぶこと 齊藤孝浩のファッション業界のミカタVol.5

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 企業が期ごとに発表する決算書には、その企業を知る上で重要な数字やメッセージが記されている。企業分析を続けるプロは、どこに目を付け、そこから何を読み取るのか。この連載では「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」(共に日本経済新聞出版社)の著者でもある齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、企業の決算書やリポートなどを読む際にどこに注目し、どう解釈するかを明かしていく。今回は日欧米のアニュアルリポートの違いについて考察する。(この記事はWWDジャパン2019年8月19日号からの抜粋です)

 ビジネストレンドを知るために毎年世界のSPA企業の売上高ランキング(4月15日号P.15参照)を作成しているのですが、集計する数字は主に企業が発表する損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)、キャッシュフロー計算書(CF)などの財務諸表(決算書)から拾っています。加えて、それぞれの企業の取り組みや決算書からだけでは読み取れない動向やデータを拾うために、アニュアルリポート(年次報告書)および関連資料にも目を通します。

 提出がマストでないアニュアルリポートは、企業がどんな取り組みを世界の投資家に対して訴えたいかが分かる鏡です。CEOやトップのコメントや企業紹介の後にどんな項目をもってくるか、企業が力を入れていることをアピールしているか?今回は、過去10年くらいのアニュアルリポートおよび関連書類を見ていて感じていることをまとめてみたいと思います。

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