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遠近両用レンズの翌日納品を実現 三城がイスラエル企業と業務提携

 アイウエア企業の三城ホールディングスの子会社である三城は、眼鏡レンズ設計を手掛けるイスラエルのシャミール(SHAMIR)社と業務提携し、遠近両用レンズを翌日に納品(前日14時までに注文)するサービス「24G(トゥエンティー・フォー・ジー)」を2月10日にスタートさせる。従来、1週間以上を要していた遠近両用レンズの加工を最短で約2時間、フレーム枠入れまでを約3時間で完了する速さだ。また遠近両用だけでなく、近視、乱視、ブルーライトカット、偏光レンズなども翌日納品に対応する。

 シャミール社はカナダ、ニュージーランド、シンガポールなどで、すでに「イノ タイム(InoTime)」のブランド名で同サービスを実施している。日本では100%出資子会社のシャミール ジャパンTOKYOを設立し、東京・葛西にラボラトリーを設けてスタート。ドイツのサティスロー(SATISLOH)社の最新レンズ加工機械を導入し、日産(8時間稼働)120組を生産できるという。「24G」は、日本における同サービスの独占権を取得した三城が運営する眼鏡専門店パリミキの都内36店舗と、同グループの金鳳堂の13店舗でスタートさせ、3月に神奈川、埼玉、千葉の各県の店舗へ拡大、そして4月に全国展開する。完全受注生産とし、遠近両用レンズの価格は4万円から。お笑い芸人のダンディ坂野をアンバサダーに起用してプロモーションを行う。売り上げ目標は初年度4億円、5年後に10億円としている。

 1月29日に行われた記者発表会で、澤田将広・三城ホールディングス社長は「約30年前、遠近両用レンズの翌日納品サービスをテスト導入したが、設備や技術力不足で頓挫した。今回は、そのときの悔しさを晴らすものだ。スピードだけでなく、クオリティーも高い。お客さま一人一人のニーズに合わせたアイウエアを提供するという三城の理念にも合致したプロジェクトだ」と話した。また、来日したヤゲン・モーシェ(Yagen Moshe)=シャミール社最高経営責任者は「三城は当社と同じく最高を目指している点が共通しており、最適なビジネスパートナーだ。これまで日本になかったサービスを共同開発することにより、新しいマーケットを開拓できると思う」と期待とともに話した。

 1972年に設立されたシャミール社は世界22カ国でビジネスを展開しており、売上高は約3億ドル(約324億円)。2011年に世界最大のアイウエア企業エシロールルックスオティカESSILORLUXOTTICA)が、同社の株式50%を取得している。

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