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SCや駅ビルから出店要請が相次ぐ「フライングタイガー」 本国CEOが語る出店計画

 デンマーク発の低価格雑貨店「フライングタイガー コペンハーゲン(FLYING TIGER COPENHAGEN)」が日本で出店攻勢をかけている。この春の新規出店は5店。今月末の国内店舗数は18店、年内には24〜25店に達する見通しだ。このほど来日した本国のゼブラ社のザビエール・ヴィダルCEO(最高経営責任者)は「出店数を競うつもりはない。日本においても1店1店のクオリティーを大切にして、顧客満足を高めることの方が重要だ」と語る。だが、ショッピングセンターや駅ビルなどのデベロッパーからは集客装置としての期待が高く、出店要請が相次いでいる。

 「ザ・ボディーショップ(THE BODY SHOP)」や「テスコ(TESCO)」などの大手小売店でキャリアを重ね、今年1月に就任したばかりのヴィダルCEOが初来日。たった1日で開店直後のららぽーと富士見(埼玉県)、プランタン銀座、表参道、吉祥寺の4店を精力的に視察した。「ららぽーと富士見にはたくさんの店舗が入っていたが、中でも『フライングタイガー』は最も多くのお客さまで賑わっていた。欧州でも新規店の開店時は混雑するが、これだけの人が殺到するのは見たことがない」と驚きを見せた。「フライングタイガー」の上陸以来、日本では雑貨店の競合が激化していることに対し、ヴィダルCEOは顧客が雑貨店を使い分けていると指摘する。「確かに『ダイソー』は安いし、『無印良品』はクールだ。しかしわれわれのように子どもから大人までを笑顔にする雑貨店はないだろう」と自信を見せる。

 1991年に創業したゼブラ社は、100%出資の日本法人を設立して12年7月に日本1号店を大阪・アメリカ村に開いた。ユニークな北欧デザインの雑貨を200〜400円(平均)の低価格で購入できると瞬く間に評判が広がった。あまりに多くの客が殺到したため、在庫がなくなってしまい、数日間で休業を余儀なくされたことでも話題になった。翌13年、日本での安定成長を目指してサザビーリーグとの合弁会社ゼブラジャパン(山本浩丈・社長)を設立し、新体制下で関東1号店を表参道に開いた。以降、サザビーリーグの店舗開発力を生かし、都心路面店、都心ファッションビル、準郊外の広域型ショッピングセンターなどに出店を重ねている。これまでは関東と関西でのドミナント出店だったが、今年6月には福岡・天神に路面店を出店し、九州初進出を果たす。北海道、東北、東海、中国、四国など空白エリアもあり、伸び代が期待できる。

 ゼブラ社は現在、世界25カ国・地域に422店舗(3月末時点)を展開する。このほど米国と韓国への進出が決まった。米国では1号店をニューヨークのブロードウェイの大通りを一本入った場所に開く。ヴィダルCEOは「日本でも同じだが、われわれはあえて目抜き通りから一本奥に入った立地を選ぶ。お客さまはワクワクした気持ちで『フライングタイガー』を発見し、エキサイティングな買い物を楽しむことができるだろう。一方で、ショッピングモールでは一番人通りがある立地にこだわる」と話す。

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