ファッション

「ダーバン」が眠っているスーツをよみがえらせるサービス 大人用から子ども用にリメイク

 レナウンの「ダーバン(D’URBAN)」は、2020年のブランド誕生50周年を迎えるにあたり、“継承”をコンセプトにしたプロモーションを実施する。同プロモーションの一環として、所有している大人用の「ダーバン」のスーツを子ども用スーツ(ジャケットのみ)にリメイクするサービス“継承スーツ”をダーバンKITTE丸の内店(先着10人限定)で11月1日に行う。

 「ダーバン」は、全国の30〜50代の子どもがいるビジネスマン(男性)と女性を対象に、“継承”をテーマとした調査を実施。“男性は女性と比較すると親から何かを継承する機会が少なかったこと。しかし、自分の子どもや孫には何かを伝えたいという意向があること”、“ビジネスマンの約8割は使用せずに眠っているスーツを保有していること(日本全国のビジネスマンの眠っているスーツの総額を試算すると、1兆4000億円になるという)”の調査結果をもとに同サービスを企画した。

 ブランド初の試みとなる“継承スーツ”は、大人用スーツをパーツごとに分解し、子ども用パターンでの裁断、縫製、アイロン、ボタン付けの全ての工程を自社工場の「ダーバン宮崎ソーイング」で手作業で行う。

 「ダーバン」の高野信彰戦略事業部企画商品部長は「親から受け継いだものを身につけることの大切さを見直し、今回の“継承スーツ”を企画した。親が子へ何かを残したいという気持ちを形にすることで、喜んでいただけるのではないかと思う。また、『ダーバン』は持続可能な消費と生産のパターンを目指す「エコンパス(ECOMPASS)キャンペーン」を行い、資源におけるサステナブルの取り組みも始めている。次世代が受け継ぐ環境を守るのも大切な取り組みとして考えている」とコメントした。

 同サービスの対象者は、「ダーバン」のスーツを持っている人かつ、「ダーバン」のスーツ新規購入者かつ、親子でダーバンKITTE丸の内店に来店できる人を対象とする(祖父と孫でも可能)。サービス自体は無料となる。

 「ダーバン」は今後、本物の価値の発信、ビジネスライフスタイル全般のサポート、サステナブルなビジネスモデルの実施に注力していく。

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