ビジネス

三陽商会1〜6月期は営業赤字8億円

 三陽商会の2019年1〜6月期連結業績は、本業のもうけを示す営業損益が8億6300万円の赤字(前年同期は8億700万円の赤字)だった。ECの伸びで売上高は前年同期比1.6%増の297億円だったが、主力販路である百貨店での値引き販売の拡大、決算期変更に伴う棚卸資産評価時期のズレなどによって、粗利益率が低下した。販管費の削減に努めたものの、粗利益の減少を補うことはできず、営業赤字は拡大した。前年同期に東京・青山の自社ビルの売却益を計上した反動で、純損益は6億600万円の赤字(同30億円の黒字)に転落した。

 決算期の変更に伴い、今期は19年1月〜20年2月の14カ月の変則決算になる。通期の業績予想は、売上高725億円、営業利益6億円、純利益7億円。屋台骨だった「バーバリー(BURBERRY)」のライセンス事業を失って以来、4期ぶりの営業黒字を計画する。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Is AI GOOD?AIがもたらす「ゲームチェンジ」

「WWDJAPAN」12月1日号は、ファッション&ビューティ業界でいよいよ本格化する“AIゲームチェンジ“を総力特集しました。11月19日のグーグル「ジェミニ3.0」発表を契機に、生成AIは「便利なツール」から「産業の前提インフラ」へ変貌しつつあります。ファッション&ビューティ業界で浸透する生成AI及びAIの活用法とゲームチェンジに向けた取り組みを紹介しています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。