ファッション

アルページュの「ジャスグリッティー」2019-20年秋冬は大人向けに刷新

 アルページュの「ジャスグリッティー(JUSGLITTY)」は2019-20年秋冬から、主なターゲットをこれまでの20代後半~30代中盤から40代以上の大人の女性に変更し、MDを刷新する。主力のワンピースやスカート、コート全般の丈感を見直し、体型カバーアイテムも積極的に取り入れる。

 06年秋冬にスタートした同ブランドは、ワンピースを主力アイテムに、タイトなトップスには膝丈のスカートを合わせるといった、比較的若い女性のオフィスカジュアルや休日の外出をイメージしたスタイルを打ち出してきた。「立ち上げ当初からファンでいてくださるお客さまが年を重ねられていることから、今後は彼女たちにもっと寄り添った提案をしていく」と佐々木絵里プレス。

 今季からはワンピースやスカート、コートなどの着丈を平均5~10cm長くし、大きめシルエットのローゲージニット(1万4000円)など体型カバーを意識したアイテムも増やした。これまではピンクベージュやライトグレーなどフェミニンな色のアイテムが多かったが、モカやグレージュなどを取り入れて全体的にエレガントなムードに仕上げた。

 また全国で13店舗を展開する同ブランドは、ファッションビルに加え百貨店も主な販路。「働く女性向けにスーツの展開もいっそう強化する」ため、18-19年秋冬まではジャケットが数型だけだったが、今季は3万円台のウールジャケットなど、比較的安価かつ上質な商品提案にも取り組む。セットアップで使用できる同素材のスカート、ワンピースも展開する。

 既存の若い女性客も取りこぼさないよう、引き続きミニスカートや膝丈ワンピースの展開も続ける。丈の短いオフホワイトのスカート(2万円)はダブルのショートコート(4万5000円)とセットアップで上品に着こなしたり、ロングブーツと合わせたりと、「より上の年代の女性にも着てもらえるようにスタイリングの見せ方を工夫していく」という。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。