アマゾンは英国での商品配達のスピードアップを図っており、ロンドンの一部の地域では、限定商品を2時間で、英国全土でも24時間以内で商品を届ける。また、ファッション業界へのリンクを強めており、ブリテッィシュ・ファッション・カウンシルのサマーパーティーも主催。7月の第4日曜にはアマゾンと「デイズド&コンフューズド」が350人のクリエイターを招き、ニコラ・フォルミケッティやキム・ジョーンズ、ランキンなどを交えてワークショップなどを行った。
さらに7月23日には、2015-16年秋冬ヨロッパファッションのためのアマゾン初のアンバサダーとして、モデルのスキ・ウォーターハウスの起用を発表。ロンドンスタジオのお披露目パーティーには、スキも参加した。「このスタジオによって、ファッションワールドに素晴らしいコンテンツを提供したいというわれわれの熱意を世界に表明できるだろう」と同社。アマゾンのファッションワールド進出への試みは欧米だけにとどまらない。アマゾン・インディアは7月29日〜8月2日にニュデリーで開催されたインディア・クチュール・ウイークの公式冠スポンサーを務めた。同社がインドでファッションイベントのスポンサーを務めるのはこれが2シーズン目。インディア・クチュール・ウイークでは、インドの有名デザイナーであるサビアサチ・ムカジーがクリスチャン・ルブタンとコラボして、イベントのスタートを飾った。ショーの最後にムカジーと登場したルブタンは、「今回のコレクションアイテムが販売されるかどうかは未定」と語ったが、ルブタン(インドに2店)とムカジーのブティックで販売されるのではないかとされている。なお、コーウェン&カンパニーのアナリストらは、17年までにアマゾンが米国最大のアパレル小売業者であるメイシーズを追い抜くと予測している。アマゾンの現在のアパレル事業の売り上げは160億ドル(約1兆9800億円)だが、20年までにはこの3倍以上の520億ドル(約6兆4400万円)に達するとみている。