ファッション

山本耀司の創作の源泉に触れる 未公開のデッサン集を発売、青山本店では原画展も

ヨウジヤマモトは11月6日、山本耀司デザイナーによる未公開ドローイングを収録した書籍「Yohji Yamamoto Drawings」を発売した。1981年のパリ・ファッション・ウイークへのデビューから99年までに手掛けたデッサンを収録し、日本を代表するファッションデザイナーの創作の軌跡をたどることができる。310ページ、2万2000円。販路は全国の「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」「ヨウジヤマモト プールオム(YOHJI YAMAMOTO POUR HOMME)」の店舗と公式オンラインストア。発売に合わせて11月17日まで、東京・南青山の「ヨウジヤマモト」青山本店でデッサン原画展を開催している。

著者のアレクサンドル・サムソン(Alexandre Samson)は、パリ市立モード美術館「パレ・ガリエラ」のファッション史研究者・キュレーター。ブックデザインは、「ヨウジヤマモト」とも関係が深いグラフィックデザイナーであるピーター・サヴィル(Peter Saville)が手掛けた。

東京の倉庫で保管されていた数百点にも及ぶデザインスケッチから、山本自身が選んで一冊に収めた。服がクリエイションの完成形であり、デッサンは「ただのデッサン」という山本の考えから、これまで世にほとんど公開されることはなかった。

「ヨウジヤマモト」らしい佇まいのコートやドレスのスケッチだけでなく、パターンメイキングのためのデッサン、インスピレーション源となった鳥のイラストなど、コレクション制作のプロセスで描いたドローイングも収録し、山本の創作の源泉に触れることができる。それぞれのデッサンには関連する年号を付さず、年代順にも並べていない。これはデッサンと純粋に向き合える構成とすることで、「想像力をかき立て、感情を呼び起こす本にしたい」という山本の思いからだという。

青山本店では、1982〜94年のデッサン13点を展示している。書籍購入者にはオリジナルのトートバッグをプレゼントする。

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