英国ファッション協議会(British Fashion Council以下、BFC)は、11月30日にロンドンのロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall)で開催する「ザ ファッション アワード(The Fashion Awards)2026」で、山本耀司「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」創業デザイナーに「アウトスタンディング・アチーブメント・アワード(Outstanding Achievement Award、特別功労賞)」を授与することを明らかにした。
BFCのローラ・ウィアー(Laura Weir)最高経営責任者は、「山本氏は、私たちの服に対する考え方を大きく変えた数少ない存在の一人だ。彼の作品はクラフト、緻密さ、妥協のないクリエイティブなビジョンに深く根差しつつ、常に伝統や慣習に挑んでいる。彼は何世代にもわたる世界中の人々に、ファッションが知的であると同時に、豊かな感情と人間性を持つものであることを示してきた。業界に対する彼の比類のない貢献をこうしてたたえられることを光栄に思う」と語った。
日本を代表するデザイナーの一人
山本は1943年東京生まれで、現在83歳。66年に慶應義塾大学法学部を卒業後、文化服装学院でファッションを学んだ。72年にワイズを設立。77年に「ヨウジヤマモト」は東京コレクションでデビューし、81年にパリ・コレクションに初めて参加した。84年からメンズライン「ヨウジ ヤマモト プール オム」をパリで発表。2002年に「アディダス(ADIDAS)」との協業ブランド「Y-3」のクリエイティブ・ディレクターに就任した。その後もヴィム・ヴェンダース監督や北野武監督などの映画作品、ワーグナーのオペラ、ピナ・バウシュが芸術監督を務める舞踊団の衣裳を手掛けるなど幅広い活躍を続けている。1994年にはフランス芸術勲章シュヴァリエを、2005年にフランス国家功労勲章オフィシエを、11年にフランス芸術勲章コマンドゥールを受章。日本を代表するデザイナーの一人として、世界的に名前を知られている。
過去の受賞者はカール・ラガーフェルドら錚々たる顔ぶれ
ファッション・アワードは、ファッション業界に貢献した人物やビジネスを称えるべく、BFCが毎年開催。特別功労賞は、国籍を問わず、クリエイティビティー、オリジナリティー、イノベーションを通じてファッションを形作ることに貢献し、ファッションを再定義したデザイナーに贈られる。過去には、ブルネロ・クチネリ(Brunello Cucinelli)、トム・フォード(Tom Ford)、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ(Valentino Garavani)、ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)、ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)、ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)らが受賞している。
ほかの主な賞には、「デザイナー・オブ・ザ・イヤー(Designer of the Year)」「ブランド・オブ・ザ・イヤー(Brand of the Year)」「アクセサリー・デザイナー・オブ・ザ・イヤー(Accessories Designer of the Year)」「ブリティッシュ・デザイナー・オブ・ザ・イヤー・ウィメンズウエア(British Designer of the Year Womenswear)」「ブリティッシュ・デザイナー・オブ・ザ・イヤー・メンズウエア(British Designer of the Year Menswear)」などがある。