
福岡県福岡市の西端に位置する「seven x seven 糸島」は糸島半島の二見ヶ浦地区で初となる規模の宿泊施設として、2024年3月に開業した。オーシャンビューでジャグジー付きテラスのあるスイートルームや、8名まで宿泊可能なグループ向けの客室もあり、全室4人以上の宿泊が可能。家族や仲間との旅をよりスペシャルなものに演出する。26年4月には、サウナとプールエリアが新たに誕生し、心身をリフレッシュするウェルネスコンシャスなビーチリゾートとしてリニューアル。サウナで整う、泳ぐ、チルダウンするというサイクルを、それぞれのペースで満喫できる、スタイリッシュな施設となった。宿泊ゲストは7時から 最終入場23時30分まで、いつでも自由に無料で利用できる。汗を流して徹底的にデトックスする、サウナ合宿を企画するのもよさそうだ。
リニューアルオープンしたサウナ施設で
整い→泳ぎ→チルダウンの無限ループ
木の香りがここちよいサウナにはHARVIA製のストーブを採用している。1947年に創業者自身が操縦していた飛行機が氷湖に墜落。湖畔のサウナで命拾いしたことから、サウナ技術を極めようと決意したのがブランドの始まりだそう。本格的なフィンランドサウナで芯から温まり、水風呂がわりにプールで泳ぎ、そのまま絶景ビーチで整う・・・!水着着用だから、男女一緒に入浴可能。こういった施設には珍しく、一定の大きさ内で、かつカバーすればタトゥーが入っていてもサウナに入れるのだ。こんな健康的で、ラグジュアリーな滞在を、みんなで楽しめるなんてハッピーだ。
機能的かつスタイリッシュな客室で
グループ旅がとっておきの快適旅に
「seven x seven 糸島」の一番の特徴は、グループ旅をラグジュアリーな滞在にアップグレードしてくれるということ。全47室がすべて4人以上宿泊でき、家族旅行でも、女子旅でも、あらゆるグループ旅行を、それぞれのニーズにあわせてアレンジできる。
バルコニーを含め53㎡という、一番コンパクトなスタンダードツインでも4人で宿泊可能。食事ができるカウンターテーブルがあり、電子レンジやフライパンや包丁、食器などのキッチンツールも完備し、生活空間となっている。この充実ぶりで、4人で割れば1万円程度の宿泊費となり、コスパもよし!
グループ旅ならではの設計が、バンクと呼ばれる客室だ。ベッドが2段に重なることで空間を有効に使い、かつ90度、交差するように置かれているので圧迫感がない。いわゆるドミトリータイプのホテルの2段ベッドと違い、はしごではなく階段で上に上がれるのもラク。各ベッドでごろごろしながら、大型テレビで映像を楽しめるから、推し活旅などにも最適だろう。糸島は博多駅や天神からもバスで1時間弱。ゆったりと整い、「前夜祭」で盛り上がってから、推しのライブや舞台へ、というプランもかなうだろう。
ファミリー層も、愛犬家も
ゆったり過ごせるテラス付きの客室
もちろん家族旅行にも最適。ベイビーやまだ幼いキッズとの旅行でも、ベッドガードや補助便座、子ども用バスチェアやおねしょパッド、おむつバケツなどの子ども用備品の貸し出しがあるので安心だ。簡易キッチンがあることで、部屋で軽食なども用意できる。目の前が砂浜で、パームビーチにはフォトジェニックな看板や天使の羽が描かれた壁、櫻井神社の白鳥居など、二見ヶ浦には撮影したくなるスポットばかりなので、ファミリースナップを撮ることを目的とするのもいい。ビーチサイドにはおしゃれなカフェも並んでいて、LAにでも訪れた気分になれた。徒歩圏内でも見どころが点在している。
シニアとの3世代親子旅にもおすすめだ。実際、親孝行旅を紹介する連載コラムでも紹介したのだが、非日常な空間でありながら、機能的で快適なのだ。コンセプチュアルな客室には和モダンの部屋もあり、畳の和室でくつろぎ、寝そべることもできる。そして館内のレストランにも靴を脱いでくつろげる畳席がある。スタイリッシュな施設でこれはなかなか珍しい。私が滞在したときも、小さなお子さん連れの若い夫婦が、楽しげにテーブルを囲んでいた。地元糸島の食材を生かした人気バル「klootch(クルーチ)」の馬渡シェフ監修のもと、火 / Fire、水 / Water、土 / Earthなどのエレメントを表現したシェアコースがあり、4皿のタパス、それぞれをみんなで分けられる。例えば水 / Waterのエレメントのコースは、鮮魚のカルパッチョや地魚と魚介のブイヤベースなど、シーフードをふんだんにとりれたメニュー。 糸島もずくの素蕎麦が絶品だった。 6600円のコースで2~3人前なので、4人できたら2つのエレメントを選んで、食べ比べてみてもいい。食べられる量や好みがそれぞれ違っても、少しずつ味わえるので、キッズやシニア世代との旅にはもってこいなのだ。
また1階の客室はプライベートテラスの客室となり、BBQコンロもある(食材は持ち込みが必要)。テラスのある客室には、専用のドッグランがついたドッグフレンドリーなタイプもあり、わんことの旅も楽しめるのだ。もちろん一緒にBBQも!
ルーフトップのジャグジーから海を見渡す
セレブの別荘暮らし感覚のスイート
6タイプそれぞれのスイートもそれぞれ個性的。例えばテラス・ザ・チルスイートは、112㎡の全面積の内、半分以上がテラスという間取り。広いアウトドアソファやジャグジーがあり、テラスで過ごす心地よさを体感できるだろう。一番広い、ルーフトップ ジャグジー スイート デラックスは8人で宿泊でき、189㎡というのびのびとした空間。いずれもスイートの浴室はオーシャンビュー。海辺の潮風、輝く夕陽が感動的だ。キッチンがあるので、暮らすような滞在ができ、ホテルと別荘のいいとこどりのような感覚だ。
私が訪れたのが、ちょうどインテリア撮影のための出張後。現場ではスタイリングも担当するので、撮影用の花や器、フルーツなどの小道具も持っていた。それを滞在中の部屋に飾るのは、なんだか別荘暮らしをしているようで、わくわくした。博多駅から地下鉄とバスを乗り継ぎ、パームビーチまで向かったのだが、九大研都市駅前に巨大なイオンモールを発見。ここで花や食材を調達し、空間づくりをすると、滞在はより豊かなものなるだろう。ぜひともこの贅沢な、別荘暮らしごっこで遊んでほしい。
絶景サンセットを家族や仲間と
共感しあい、心に刻むための旅
博多からのアクセスがいいので、日帰りで遊びに来る人も多いというが、パームビーチが最も美しく輝くのはサンセットの瞬間。宿泊すれば、その景観や輝く星空、清々しい朝のビーチも満喫できる。夕陽が沈み、空がミステリアスな色に染まるマジックアワーはドラマチック。その気候、その時間でないと得られない風景や感動の共有こそ、糸島へのグループ旅の醍醐味だ。
「seven x seven 糸島」の目の前のビーチには、夕陽をバックに撮影できるフォトジェニックな小屋がある。これはパームビーチの老舗カフェ「ビーチカフェサンセット」が建てた東屋。海岸に流れ着いた流木や、かつて漁で使われていたガラス玉でディスプレイされ、なんとも味がある映えスポットだ。
館内の「Sunset Beach Club」も絶好の「ロケ地」となっている。糸島の自然を背景に、食・音楽・ウェルネス・アクティビティが心地よくつながるパブリックエリアだ。心地よいBGMが流れるラウンジと、海と空に開いたテラスがシームレスにつながり、夜はファイヤーピットで揺れる炎を眺めながら語らう。
バーでカクテルを頼み、暮れゆく二見ヶ浦を眺めながら、テラスのデイベッドでごろごろするのもいい。火や水などのエレメントをイメージしたカクテル以外にも、アルコールを含まないモクテルもある。バーメニューには定番のスタンダードカクテルやモクテルもたくさん並び、華やかなグラスは撮影の名わき役にもなる。
グループ旅を自在にアレンジし
唯一無二の旅にプランニング
グループ旅をラグジュアリーに格上げするという「seven x seven 糸島」のようなコンセプトは、今までありそうでなかったと思う。美味しさを、楽しさを、思い出を共有できるこの施設では、旅の目的にあわせてさまざまな選択肢がありそうだ。あの絶景サンセットを、誰とどうすごすか、どんな思い出を切り取るか、その可能性は無限大。こじんまりとしたビーチリゾートではあるが、食も豊かなので、館内施設以外にも、近所のカフェ&レストランやBBQ、テイクアウトして部屋で食べるなど、その時の気分によってアレンジ自在だ。
seven x sevenブランドの施設は、沖縄県石垣島にもあり、そこもまた4名以上で宿泊できる客室のみでグループ旅に対応したビーチリゾートだ。パブリックスペース「Sky Bar by BATIDA」には美しい海と水平線を望むサウナルーム、ジャグジーがあり、誰もが楽しめるファミリープールと、おとなの空間インフィニティプールの2種のプールが。バー「Red.」では200種類以上そろえたジンなどのドリンクやシーシャも味わえる。BMWやポルシェのオープンカーなど、プレミアムなスポーツカーをホテル内で3時間から借りられるのもスペシャルだ。洗練された空間で、整い、開放されるグループ旅を満喫できる。
旅は自分でアレンジする時代。そして大勢で滞在すると、効率もよく、コスパも抑えられるというメリットが。非日常のラグジュアリーでありながら、日常の快適さを追求し、オリジナリティにあふれたグループ旅を計画してはいかがだろう。