
物価高が続き、消費者の目線はこれまで以上にシビアになっている。そんな中でも、着実に成果を上げる業態には、それぞれ明確な強みと戦略がある。ここではそんな人気業態に、顧客の心のつかみ方について詳しく聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2026年6月22日号からの抜粋です)
ペンライトを持った時にもリボンが映える
SNSでトレンド入りする“首下界隈”で存在感を高めるのが、アイアの「リリアン カラット(LILIAN CARAT)」だ。“首下界隈”とは、顔は写さず、首元から胸元、デコルテ、手元などを中心に撮影する自撮りのスタイル。推しグッズやネイル、アクセサリー、服のディテールを一緒に写す投稿が広がり、デコルテ周りやバックスタイルに映えるデザインの需要を押し上げている。2020年の立ち上げ以来、「恋をする瞬間に着ていてほしい服」を掲げてきたが、ここでいう“恋”は、デートだけではなく、推し活や友人とのお出かけ、イベントなど、自分の気分が高まる場面も含む。宮崎裕紀「リリアン カラット」MD課セクションマネージャーは「立ち上げ当初は、きれいめでオンオフに着られる服を軸にしていたが、コロナ禍以降、顧客のライフスタイルや購買行動は大きく変わり、今は、お客さまがどんなシーンで着たいか、お客さまが輝ける服は何かを考えてモノ作りをしている」とリアルなトレンドを追いかける。
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