
国内最大級の都市型音楽フェス「サマーソニック2025(SUMMER SONIC 2025)」が8月16日、東京と大阪の2都市で開幕した。東京会場初日の予報最高気温は32度と、この夏の猛暑に比べれば過ごしやすい気温だったものの、体にまとわりつくような湿気で汗が止まらなかった。
ZOZOマリンスタジアムの「マリンステージ」では、後半にOfficial髭男dism、続けてヘッドライナーのフォール・アウト・ボーイ(FALL OUT BOY)と、大型アーティスト2組が連続で登場。観客の多くがメインステージに集中し、周辺エリアの人通りは一気に少なくなった。
また、トップバッターのSixTONES(ストーンズ)と、ウルフルズのパフォーマンスも大きな盛り上がりを見せていた。ステージに人が吸い込まれるように流れ込み、フェスならではの熱気を一気に高めていた。
新たな“フェスバッグ”のキーワードは身軽さ

会場で目を引いたアイテムは、“フェスバッグ”の新顔としてじわじわ人気を集めているナップサックやランニングバッグだ。軽やかなスタイリングに合わせやすく、都市型フェスならではのコンパクトな荷物にちょうどいいサイズ感とあって、多くの若者が背負っていた。
リュックよりも軽くて気軽に背負えるナップサックは、定番のブラックに加え、ビビッドなカラーやメッシュ素材など、個性を引き出すデザインも多く見られた。
ランニングバッグはフィット感が高く、揺れにくいのが特徴で、体への負担やストレスを感じずに広い会場内を歩き回れる。コーディネートのアクセントにもなるため、ワンピースなどの装いにプラスワンするだけでしゃれ感が増す。
これまではショルダーバッグやトートバッグなどを持ち歩いている来場者が多かったが、バッグも多様化してきている印象。快適さとスタイルを両立させる“身軽さ”こそが、「サマソニ 2025」のフェスファッションを語るキーワードになりそうだ。
PHOTOS:YURINA JINNAI