長引く残暑への対応は、ここ数年の秋冬商戦で欠かせないテーマになっている。今年の10月も暑さが残ると予測されている。アパレルメーカー各社は、素材メーカーの高機能素材を駆使したファッション性の高い商材開発に引き続き注力する。ただし今季の焦点は、単に“涼しく着られる”ことではない。暑さが残る時期から手に取りやすく、それでいて秋冬らしい高揚感や季節感をどう表現するかがカギになる。端境期が長引くからこそ、「季節感のある服がほしい」「旬の色柄で気分を変えたい」という消費意欲をいかにつかむかが重要だ。各ブランドは、軽やかなアウターやレイヤードしやすいトップスに加え、ブラウンやグレー、ノルディック柄やチェック柄、ツイードやスエードなど、視覚的に秋冬ムードを高める色柄や素材を積極的に提案する。実用性だけでは満たされない気分に応える“リアルな秋冬服”が、今季の売り場を動かしそうだ。(この記事は「WWDJAPAN」2026年6月22日号からの抜粋です)
リアルトレンドを導く国内ブランドを取材
今回の2026-27年秋冬ウィメンズリアルトレンド特集では、秋冬シーズンの展示会や個別取材から導いたトレンドをもとに傾向を分析。またスタイリストの福島あいかが20〜30代向けのカジュアルブランド、30〜40代のセレクト業態から4ルックをスタイリングした。こちらの記事では、リアルに取り入れやすいスタイリング術も紹介する。
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