
2000年にピアスグループがセブン‐イレブン・ジャパンと共同開発したコンビニコスメブランド「パラドゥ」は、昨年誕生25周年を迎えた。長年蓄積してきた購買データや顧客インサイトを基に、実用性と利便性を軸とした製品開発を展開。その積み重ねが、競争の激しいコンビニコスメ市場における差別化につながっている。(この記事は「WWDJAPAN」2026年4月27日&5月4日合併号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)
特にコンビニは緊急需要が多く、同ブランドはそのニーズを的確に捉えてきた。働く女性の約6割が外出先で化粧直しを行うという実態を踏まえ、持ち運びやすさや使いやすさを重視した製品設計を徹底している。例えば、売れ筋の“パウダリィファンデーション ex”は、化粧直しの際にくずれたメイクの上から重ねても厚塗り感やヨレ、毛穴落ちが目立ちにくい処方で、外出先での使用も想定した設計が特徴だ。
特徴的なのは、緊急購入をきっかけにリピーターにつながっている構図だ。高橋なほみパラドゥ副事業部長は、「コンビニコスメは間に合わせの購入が多く、一定の“不満”を前提に選ばれるケースも少なくない。そうした中で『パラドゥ』では期待値を上回る品質を提供することで、継続利用につなげている」という。代表的な“アイブロウペンシル N”は楕円芯を採用し、一本でペンシルとパウダーの仕上がりを実現。細くも太くも描ける機能性が評価され、「これがいい」という声も多いという。
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